むかし懐かしいコマ廻し [趣味]
むかし懐かしいコマ廻し
舎人公園でイベント「ふれあい騎馬IN 舎人」が東京都公園協会主催で行われ、われわれ舎人公園ボランティア(みどりと鳥の会)もブースを出し参加させていただきました。
ブースの目玉はむかし懐かしいコマ廻しでした。
大人は懐かしい遊びを思い出し、子供さんはお父さんの指導で熱心に遊んでいただき、なかなかの盛況でした(写真1)。
コマ(独楽)について勉強してみました。
コマ(独楽)の起源は紀元前のエジプトとされており、何千年も前から遊ばれ、いかに古いかがわかりました。しかし、誰でも、何処でも身近な素材で遊べる遊びなので、恐らくもっと古い歴史があると思います。
日本では奈良・平安時代から遊ばれていたものは、ひもを使ったものだそうで、それ以前の太古の時代では、ドングリの実などを手で廻して遊んでいたと推定されています。ベイゴマの起源は、バイ貝で巻貝を廻して遊んだそうですが、相当古い歴史があるようです。明治になると関西、関東で鋳物のベイゴマが登場したそうです。
私が子供のころの鳥取県にはベイゴマは無く、コマ遊びといえば、市販の木製コマ、木製に鉄輪をはめ込んだもの、全体鉄でできたものがありました。これらはひもで廻すタイプで、遊び方としては、長く回る競争、手の上に載せる、綱渡りをさせるなどでした。コマ同士くっつけて戦わせる喧嘩ゴマも盛んでした。
手作りで自慢の作品として、雨戸の鉄製戸車を壊して作った鉄ゴマは、糸で引くタイプですが、バランスの良いものは5分間くらい回っていました(写真9)。
写真1 イベント:コマ廻しの風景
写真2 色々なコマ
A:回ると鳴きだす鳴きゴマ、B:Bー1とB-2を結合させ回転させると
二つが分離し、B-2の一寸法師ゴマが飛び出して回る分離ゴマ。
C:普通のコマ。
写真3 色々なコマ
逆立ちゴマは回転すると逆立ちして回ります。ドングリゴマは生ドングリ
(クヌギ)に穴をあけつまようじを軸にする。ドングリが乾けばボンドで
軸を固定する。
写真4 ベーゴマのいろいろ。最近ひもを廻しやすく工夫された平成ベーゴマ
ができています。
ひもの準備:ひもの端から4cmくらいの所に1つ目の結びを作り、1つ目の結び
から約1cm離れた所に2つ目の結びを作ります。
写真5 ひもの先端をおさえながら、二つの結びの間がコマの頂点にくるようにする。
写真6 一周廻して下の結びから上の結びに強めに廻します。
写真7 さらにひもの回転を続け、全体をまきあげます。
写真8 こんな感じで前の方に投げる。
写真9 昔子供のころ作った鉄ゴマ..A:戸車を壊した鉄ゴマ。B:竹製の
軸受け。C:竹製の軸(心棒)。
C(上)を手で持ちB(上)に巻いたひもを引っ張り床に移す。
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