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ハマ茶(浜茶・カワラケツメイ茶) [植物観察]

ハマ茶(浜茶・カワラケツメイ茶)

カワラケツメイ(川原決明)は、花(黄)が普通のマメ科とやや異なり、APG植物分類体系(本ブログで記述:2010/5/11)では日本に自生するマメ科草本の中では、唯一マメ科ジャケツイバラ亜科に分類されている一年草です。川原に生える決明という意味。決明とは夷(エビス)草の漢名。エビスグサに薬効が似ていて、川原に生えるのでカワラケツメイ。舎人公園野草見本園にはエビスグサと共に生育しています。カワラケツメイ茶のことを鳥取県ではハマ茶と呼び、私の故郷(同東伯郡湯梨浜町町はわい長瀬)は砂丘地でもあり、昔から継続して(茶樹のお茶がわりに)飲んでいます。味と色はホウジ茶に似ています。炒り立てのお茶は香ばしい味がします。名前は地方により、ハマ茶、マメ茶、ネム茶、ゴウカン茶、コウボウ茶などと呼ばれ、混合健康茶に利用されています。 漢方では、強壮、利尿、胃腸・腎臓などに薬効があるとされています。外見はクサネム(果実は下向き)に似ていますが、花が黄色、果実がやや上を向く違いがあります。

 

ハマ茶の作り方 :調整方法は私の実家から伝わっている方法ですが簡単です。 春種まき・・・・・夏頃開花・・・・・秋、扁平な豆果が茶色に熟す・・・・・引き抜いて結束・・・・・通風のよい室内で乾燥・・・・・根と太い茎を切除し、地上部を数センチに切断・・・・・ホーロー鍋で煎ってお茶に使う(密封すれば長期間保存可能)。

カワラケツメイ.jpg

カワラケツメイ:開花直前

カワラケツメイ果実.jpg

カワラケツメイ:開花・結実期

はま茶.jpg

カワラケツメイ茶(浜茶)

 
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