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コオニタビラコの簡単栽培法 [花の栽培]

コオニタビラコの簡単栽培法 

コオニタビラコ(子鬼田平子)別名タビラコ。学名Lapsana apogonoides キク科(Asteraceae) ヤブタビラコ属(Lapsana) の越年草で春の七草のホトケノザ。  

一月七日は七草粥。春の七草のホトケノザの正式な植物名はコオニタビラコのことです。コオニタビラコは越年草で、昔は田の周辺で良く見かけられました。根生葉は頭大羽状に深裂します。根生葉の間から細い茎を斜上に短く伸ばし1cm位の黄色い頭状花を咲かせます。結実した後、秋にはこぼれ種が発芽し、10月には本葉が出た幼植物となりそのまま越冬します。春の七草のホトケノザは、冬ロゼット状に田に平たくへばりついた(田平子)葉の姿を“仏の座”と見立てた。シソ科のホトケノザは別種で食用ではありません。

   

栽培法としては、湿地を好むので、一年中乾燥しない条件を作ることが秘訣と思います。土壌は荒木田のような沖積土が保湿面で良く適するのですが、赤玉土の小粒でもかまいません。土壌環境は、いつも適度の水分を保持していることが大切です。日当たりを好みますが、半日程度の日照でも育ちます。舎人公園では、ミニビオトープを造り、湛水の無い多湿の環境をつくりました。そこに植えた一株の苗が春過ぎに沢山花を持ち、秋には多くの稚苗が自然に生えてきました。現在では群落を形成しています。

コオニタビラコ開花.jpg

 コオニタビラコ:開花(3~5月)後、種子が稔り周囲に撒き散らされる。 

コオニタビラコ11月6日.jpg 

こぼれ種から発芽して生育した状態(11月上旬)

 コオニタビラコ群落.jpg

一株から一年で自然に増えたコオニタビラコの群

コオニタビラコのロゼット.jpg

 冬ロゼット形成。葉は放射状に平に田(地)に接し、仏の座に見える。中心部の白いのは光の反射で、枯死しているわけではありません。


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