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米の放射性Csは原発事故後2年目で減少 [科学]

福島の原発事故から一年を経過し、今年の稲作は事故後二回目の作付けとなりました。

今年栽培された水稲の米の放射性Cs汚染は、前年の汚染よりかなり緩和されると推定されます。その根拠となる試験結果を紹介させていただきました。ここで、注意していただきたいのは下記試験結果はポット試験で行ったもので、現地圃場で栽培する場合は下記の結果より弱く影響が出ると考えられます。

本ブログで、福島原発事故関連の放射能汚染記事を過去4回投稿させて頂きました。沢山のアクセス有難うございます。過去の投稿は以下のようになっています。

稲(米)の放射性セシウム汚染Q&A(2011年11月24日)。

水田土壌の放射性セシウムの経年減少(福島原発事故バージョン)(2011年11月13日)。

農作物のセシウム汚染は収束(2011年10月25日)。

放射能汚染の基礎情報:米と土壌の137Cs、90Sr汚染(2011年8月16日)。

図をクリックして見ると、鮮明になります。

無題.JPG

玄米の137Cs含量は、放射能処理した一年目が4種類の土壌で最も高く、同じポットで同じ施肥条件で栽培した二年目で急減しています。二年目から同じ条件で栽培した三年目では減少する傾向は認められますが、それほど大きな減少は見られませんでした(甲府土壌では三年目の方がやや高くでました)。

この試験結果から、今年の玄米の放射性Cs汚染は、昨年の汚染よりかなり軽減されることが推定されます。しかし、来年は今年ほど汚染が軽減されないと考えられます。

二年目で、このように、玄米の汚染が軽減された理由は、土壌に吸着していた放射性Csが経時的に水稲に吸収されにく形態に変化したためといえます。

そのメカニズムの一つとして、土壌に含まれているバーミキュライトやイライトなどの結晶構造の中にCsイオンが取り込まれ、固定され水稲に吸収され難い形態に変化したことが挙げられます。

 

 


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