向島百花園での観察会に参加して [植物観察]
先月向島百花園主催の観察会があり参加しました。講師は専門の方でした。携帯用のイヤホンで遠方でもよく聞こえました。盛会で一時間位園内を回りました。コンニャクは今年は開花していません。ヘビウリが実るでしょう。現在開花中の植物を中心に紹介させて頂きました。
ヤブマオウ:イラクサ科多年草。カラムシの仲間で共に茎から繊維が取れる。カラムシの新しい葉の裏は真っ白で、押し花に使われる。
ヤブカンゾウ:ユリ科多年草。これは八重咲でノカンゾウは一重咲き。
モリアザミ:キク科多年草。花は9-10月。アザミの仲間で根は食べられる。間もなく開花です。
ムクゲ:アオイ科落葉低木。八重咲の品種でよく目立ちます。雄蕊が花弁化し種は出来ないとか?
ヒメヒオウギズイセン:アヤメ科多年草。園芸ではクロコスミアと呼ばれる。ヒオウギズイセン属の雑種。
ヒゴタイ:キク科多年草。花は8-9月。葉はアザミに似て棘を有する。
ヒオウギ:アヤメ科多年草。花は長く扇状に広がる。8月開花。
ノリウツギ:アジサイ科落葉低木。アジサイの仲間ですが開花は遅く夏に咲く。
ニホンハッカ:シソ科多年草。メントールの材料で北海道北見にはハッカ記念館がある。舎人公園野草園にもあります。
ナツズイセン:ヒガンバナ科多年草。花は桃色で葉はスイセンに似ていて花が夏に咲く。キツネのカミソリに似ているが花の色が異なる(キツネノカミソリは橙色)。
トロロアオイ:アオイ科多年草。花がオクラに似ているので花オクラとも呼ばれる。この根の粘りは色々なつなぎとして利用される。
トモエソウ:オトギリソウ科多年草。前回向島百花園の植物紹介で掲載したので説明は省略させて頂きます。
トウゴウギク:キク科オオハンゴンソウ属多年草。北米原産。東郷元帥がイギリスから持ち帰ったことに由来する。ルドベキア・フルギタで流通。
タマアジサイ:アジサイ科多年草。蕾が丸いのでこの名が付けられた。花は7-8月で咲けば普通のアジサイの形。
コブナグサ:イネ科一年草。黄八丈の染料。葉はチジミザサのようなちぢれは無く茎を抱く。舎人公園野草園では今年は生えませんでした。
コバギボウシ:キジカクシ科多年草。ギボウシやオオバギボウシに似ている。7-8月開花。園芸品種多数。
ギンミズヒキ:タデ科多年草。ミズヒキの一品種とされているが、自生種説もある。ふの入るものが多い。舎人公園野草園にも生育しています。
オイランソウ:ハナシノブ科一年草または多年草。花魁の白い粉の香りが似ているとか。花は白もあり派手。別名フロックス、クサキョウチクトウ。
コメント 0