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舎人公園野草園の6月の見どころ(その1) [舎人公園の野草]

 舎人公園野草園には最近珍しい野草が増えて見応えがあります。年間400種以上が生育しており、四季折々に開花し、主な野草には名札が付けてあり親しんで頂けます。なお、舎人公園野草園の野草を詳しく知りたい方は以下のホ-ムペ-ジをご参照下さい。検索のキ-ワ-ドは「舎人公園野草園」です。検索すると舎人公園野草園トップ頁が表示されます。現在637種が科別、50音別に調べることが出来ます。一つの種に数枚の写真が色々な角度から紹介されています。

今回は6月に見るのに適した野草の一部を紹介させて頂きました。数がやや多いので二回に分けて投稿いたします。

あおまむしぐさr.jpg

アオマムシグサ:サトイモ科テンナンショウ属多年草。有毒植物、雌雄異株、偽茎は葉鞘部分が重なって出来たもので、このまだら模様がマムシの肌に似ている。苞(仏炎苞)は本種は緑色でカントウマムシグサとも言います。

あめりかおにあざみr.jpg

アメリカオニアザミ:キク科アザミ属多年草。原産はアメリカではなくヨーロッパで、セイヨウオニアザミとも、外来生物法の要注意外来生物に指定されています。棘が鋭い。

うずあじさいr.jpg

ウズアジサイ:ユキノシタ科アジサイ属多年草。別名お多福紫陽花。萼片が内側に巻きます。ウイルスに侵されたものが園芸種に定着。

うまのすずくさr.jpg

ウマノスズクサ:ウマノスズクサ属多年草。葉が馬の顔に似ていて花が馬の首に着ける鈴に似ている。ジャコウアゲハの食草。珍しい形の花です。

おとぎりそうあr.jpg

オトギリソウ:オトギリソウ科オトギリソウ属多年草。生薬。名の由来は平安時代の伝説にオトギリソウを原料にした秘薬の秘密を洩らした弟を兄が切り殺したとか。トモエソウは同じ仲間。

くがいそうr.jpg

クガイソウ:オオバコ科(ゴマノハグサ科)クガイソウ属多年草。九蓋草・九階草。茎に輪生する葉が層に着く。

ごしきどくだみr.jpg

ゴシキバドクダミ:ドクダミ科ドクダミ属多年草。ゴシキドクダミとも。太陽に当たると赤色が鮮明になるようです。

ごやえどくだみr.jpg

ヤエドクダミ:ドクダミ科ドクダミ属多年草。ドクダミの八重咲品種。舎人公園野草園には普通の一重のドクダミと混合して沢山生育しています。

ごはんげしょうr.jpg

ハンゲショウ:ドクダミ科ハンゲショウ属多年草。名の由来は半夏生の頃開花。花の直ぐ下の葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たす。因みに、半夏生とは夏至から数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃の5日間。

ごんぼr.jpg

ゴボウ:キク科ゴボウ属越年草。牛蒡、方言ゴンボ。果実は引っ付き虫で、マジックテ-プのヒント・原型(スイス)。花はアザミに似て綺麗です。野草では無く食用の普通の牛蒡。

しはなしょうぶr.jpg

ハナショウブ:アヤメ科アヤメ属多年草。種はノハナショウブでその変種がハナショウブ。アヤメ類の総称してハナショウブをアヤメと呼ぶこともある。

しょうぶr.jpg

ショウブ:ショウブ科ショウブ属多年草。APG体系はショウブ科。肉穂花序の基部に苞は一枚着く。しょうぶ湯に利用される。葉はハナショウブに似ている。

しあやめかきつばたr.jpg

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ショウブの見分け方。本ブログで既に紹介済みです。アヤメは外花被片(花の基部)が網目模様、カキツバタは白い斑紋、ハナショウブは黄色い斑紋がそれぞれあります。ショウブは旧サトイモ科でマムシグサ、ウラシマソウ、ミズバショウの仲間。


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