リュウゼツランの開花 [植物観察]
今回は、舎人公園野草園から外の風景を紹介させていただきました。リュウゼツランの開花です。100年に一回開花し、その後枯死すると言われています。このあたりの情報を深堀してみました。
リュウゼツラン「竜舌蘭」
別名Agave、アガヴェ、アガベ、Century plant」
リュウゼツラン科(キジカクシ科)リュウゼツラン属多年草
Century plantと言われているように、100年に一回咲くと言われていますが、日本では30―50年に一度開花するようです。開花、結実後に時間が経過すると枯死します。一回結実性です。珍しい例として、1年目に発芽し、2年目で生長し、3年目で開花して枯死するムラサキケマンなどがあります。基本的には多年生植物は開花しても枯死しないのは生長点が残るからです。リュウゼツランは頂芽が花に変わって無くなっているので生長点が残らないので枯死します。
開花結実したリュウゼツランには株本から脇芽(子株)が生え次世帯に受け継がれますので全体が枯れることにはなりません。また、種子、花茎の球芽からでも繁殖します。
中央区立築地川銀座公園にあるリュウゼツランは「アガベ・ベネズエラ」と言い、リュウゼツラン科のアガベ属でリュウゼツランの仲間で、令和4年3月15日現在、アガベ・ベネズエラは花柱が4メートル近くあり、花壇に植えている6本中の2本が“開花”したそうです。
文参考:東京都中央区役所 写真の提供:都内在住のs.sさん
リュウゼツランの基部から花柱を伸ばして開花した様子、花柱の高さは7m位。
花柱の中ほど、沢山の大きな花が咲いています。
花柱下部の拡大写真です。
先端ブブの様子。ピンボケ。
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