舎人公園野草園の春の野草2 [舎人公園での植物観察]
春の野草について前回に引き続き主なものを紹介させて頂きます。
イカリソウ:花を錨に例えた。
ウラシマソウ:開花した状態です。結実すればいいですが。
カラクサケマン:ムラサキケマンに似た花。薬草にも。
ケキツネノボタン:キツネノボタンにそっくりだが、果実(金平糖)の先が殆ど曲がらない。毛が多い。
コゴミ:発芽前の状態。
コゴミ:葉が伸びた状態。食用山野草。
コバンソウ:小判草、果実が小判状。
ジロボウエンゴサク:地下に塊茎がある多年草。花に距がある。エンゴサク、キケマンも仲間。
スズメノテッポウ:水田に生え、麦などに害を与える。昔麦錆病の中間寄主と教わった。
スズラン:最近ドイツスズランが多く見られます。
ドイツスズラン:スズランとドイツスズランの見分け方は本ブログ「スズランとドイツスズランの簡単な見分け方」2018年4月23日投稿をご参照下さい。
タネツケバナ:すっかり減少し、ミチタネツケバナが蔓延っています。
ミチタネツケバナ:路上で何所でも見られ、乾燥に強いです。両者の見分けかたは、当ブログ「タネツケバナとミチタネツケバナの見分け方」2013年4月20日投稿をご参照下さい。
トモエソウ:花が巴、卍模様。
ヤブレガサ:新芽が出て破れ傘状の生育期。
ヤブレガサ:生育が進み、今年は生育旺盛で頭花が出来ました。結実するでしょう。
コンニャクの花が舎人公園野草園で開花 [舎人公園ボランティア]
今年も見事にコンニャクの花が舎人公園野草園に開花しました。見に来てください。あまり長く開花していません。
コンニャクはサトイモ科で、現在野草園に開花、生育しているウラシマソウやマムシグサ(アオマムシグサ)と同じ仲間で類似の花を咲かせます。ミズバショウも同じ仲間です。
コンニャクは春、種芋を植えると秋に生子ができ、これを収穫して次の春に植え付けたものを一年生、これを秋に収穫したものが二年生、さらに次の春に植えて秋収穫したものを三年生と呼ばれます。三年生では直径30cmに達し出荷に適しています。4年以上の芋では開花するので開花前に出荷されます。
本ブログでの舎人公園野草園のコンニャクの記事は過去数回あり、2012年5月11日及び2018年5月2日投稿の舎人公園でのコンニャクの花の記事をご参照下さい。
コンニャクがタケノコのように4月生えてきました。
コンニャクが開花しました。4月下旬。悪臭を放出しているのでキンバエやギンバエ等が集まってきます。丈は1m位です。
コンニャクの花のつくり。
コンニャクの雄花と雌花。雌花は雄花の下に位置し、雌性先熟のため自家受粉はしません。したがって舎人公園のコンニャクに果実は見たことがありません。果実は赤い粒粒です。
写真の一部は過去のものを使用しました。