ヘビウリが毎年舎人公園野草園で結実しています。今年も見事に実が着きました。舎人公園のヘビウリの本ブログでの記事は2012年7月27日と2013年9月2日の2回あります。

ヘビウリはカラスウリやキカラスウリと同じ仲間のウリ科カラスウリ属の蔓性草本で、インド原産です。明治末期に渡来しました。花は雌雄同種で雄花は房状、雌花は単生し、花びらはレース状でカラスウリやキカラスウリそっくりで魅力的です。栽培方法は発芽が難しいですが、2013年本ブログ投稿の「ヘビウリの栽培」をご参照下さい。なお、病害虫の被害は少ない方ですが、最も注意が必要なのは尺取虫に似た行動をとるウリキンウワバの幼虫(蛾)による被害です。年数回発生し若い葉を食害します。手で潰すとか農薬で駆除しないと雌花が落ちてしまいます。

ヘビウリの実:長さは1m位です。

ヘビウリの実:未熟で長さ40cm位です。あまり蛇らしい形をしていません。

ヘビウリの雄花。

ヘビウリの雌花:花の中ほどに毛があるところが実ります。

雄花の正面でとても美しい花です。

雌花の正面で雄花と同じに見えますが、基部に小さな実のもとが着生し、雌蕊で区別できます。雌蕊は残念ながら本写真ではわかりません。