獅子ユズのマーマレードとニンニクの酢漬けの簡単な作り方を紹介させて頂きます。

獅子ユズ:鬼ユズ(柚子)とも。ミカン科ミカン属ブンタン亜種の常緑低木。中国原産で奈良時代の導入された。果実は直径20cm、1kgにもなるが、果肉は少なくそのまま食べるには不向き。ユズとは別種でユズの香りは殆ど無く、ブンタン(文旦)に近い。


1)獅子ユズのマーマレードの簡単な作り方:材料は果実の四つ切、砂糖(果実の皮と実の合計の重さの50-70%)、水200ml。「作り方」:1)実、皮(わた付;ここでわたとは内果皮又はアルベド)、種に分ける。実は袋から出し、袋と種は捨てる。砂糖の量を前述のとおりに決める。実と水を合わせミキサーにかける。2)皮の白いわたを取らないで状態で千切りにする。水に浸し手で十分に揉む。水毎鍋に移し3分ほど茹でる。茹で終わったら鍋の蓋を少し開けて傾斜法(デカンテーション)で湯を除く(苦味の除去)。この湯は料理に利用できます。鍋の残ったぶわぶわの千切りの皮に、ミキサ-にかけた実をそのまま鍋に移し、加熱沸騰させ、約3分おきに砂糖を2-3回に分けてよく混ぜる。更に弱火で10分ほど加熱を続けとろ-んとなるまで煮詰めます。火を止めそのまま冷やして出来上がりですが、加熱中に焦げないようによく撹拌します。完成品をあらかじめ沸騰水で蓋毎滅菌したガラス瓶3個位に(容量400-500ml)小分けして移して蓋をして冷蔵庫に保存します。蓋を開けなければ長期間保存可能です。以下の写真を参考にして下さい。


2)ニンニクの酢漬けの簡単な作り方:青森県産のニンニクをふくろ毎に分け、皮をむきます。むきづらい時は水で短時間加熱するか、電子レンジで加熱するとむきやすくなります。ニンニク片を鍋に移し、米酢等の酢をニンニク片のやや上迄加えます。沸騰させ更に弱火で加熱を続け、ニンニク片が割りばしで刺さる程度まで煮ます。蜂蜜を加えてもかまいません。これで完成です。加熱することにより臭みは消えますが、ニンニクの栄養価はあまり変りません。加熱中のニンニクの硬さは好みに合わせて下さい。完成したニンニクは1)で述べた方法で滅菌した瓶にニンニクと酢を移して冷えたら蓋をして冷蔵庫に保存します。長期間保存可能です。


獅子ユズの果実。


四等分した状態、皮には白いわたが多い。


ふくろから実(写真下部左)を取り出した。実の無いふくろ(写真下部右)は捨てる。種は一個ありました。


皮をみじん切りしします。わたは取らない。写真上はミキサ-にかけた実。


煮詰めた様子。


滅菌した瓶に移します。蓋はしっかり閉めます。冷蔵庫保存に。直ぐ食べられます。


ニンニクの完成品。


臭みの少ないニンニク酢で、いつでも食べられます。やや大粒でした。