舎人公園でゴボウ(牛蒡)の花が満開 

舎人公園でゴボウの花が開花しました。草丈1.7メートルもある大きなゴボウに、アザミに似た可愛らしい花が沢山咲きました。ゴボウはなじみの深い野菜ですが、花を見かけることは少ないでしょう。下の写真を見て下さい。 

ゴボウはアザミと同じキク科です(但ゴボウ属)。ゴボウの一生には色々な表現があり紛らわしいのですが、短命の多年草が適切と考えます(二年草・越年草とする人もいます)。ユーラシア大陸原産で、日本には薬草として中国から入ったようです。私が昔住んでいた近く、東京都北区滝野川で生まれたゴボウの品種“滝野川”は現在でも健在です。 

種を春に播き生育させ(収穫は秋~冬)、収穫しないで越冬させれば(地上部枯死)翌春再び発芽して6~7月に開花します。秋播きでは9~10月に播き、翌年夏頃収穫しますが(開花はこの年は無い)、収穫しないでおくと越冬し、翌年夏開花します。ただし、開花時期にある程度大きくなっていないと開花しません。この場合は翌年開花するでしょう。 

舎人公園の野草見本園では、現在アーティチョークが見ごろです。また、コンニャク、ベニバナ、カワラナデシコ、オミナエシなど多々見られます。

ゴボウ:開花(クリックして拡大して下さい)

  

沢山のトゲは総苞で、触るとべとづきますが、粘液があるのではなく先端が鉤状に曲り、ひっつき虫になっているのです。

 

指でも簡単にくっ付きます。トゲの先端が釣り針のようになっています(クリックして拡大するとよく分かります。アザミ類のトゲは真っ直ぐです。