2013年7月20日、舎人学習センター主催の親子植物観察会が舎人公園で開催されました。その講座の途中、講師の清水猛氏がアカボシゴマダラがいるのを見つけられました。本蝶は要注意外来生物に指定されています。但しアカボシゴマダラ奄美亜種は準絶滅危惧(NT)に指定されています。

アカボシゴマダラは2008年2月18日の朝日新聞夕刊に、この蝶の繁殖により生態系が混乱する懸念のあることが紹介されています。本蝶はゴマダラチョウやオオムラサキと同じくエノキを食草としているからです。何故中国産のアカボシゴマダラが関東で突如として出現したのか謎となっていますが、人為的な放蝶(放蝶ゲリラ)の可能性が高いと言われています。舎人公園にはエノキの木が沢山あります。果たして繁殖するでしょうか。

タテハチョウ科コムラサキ亜科アカボシゴマダラ属

同じ仲間のゴマダラチョウ(2005年撮影:舎人公園にて)

アカボシゴマダラ2012年7月20日撮影:舎人公園にて。♂か♀か分かりません。♀は♂より一回り大きい(図解日本の蝶:国立科学博物館)。

羽を広げた状態:綺麗な蝶ですが・・・