今年7月、長年待ち焦がれたジャコウアゲハが飛来し、ついに産卵いたしました。ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサの栽培は5~6年経過しましたが飛来する気配がありませんでした。今年はウマノズズクサを刈り取らないで蔓延させてやりました。そのせいでしょうか、数日間ジャコウアゲハが野草園で飛び回っていました。繁茂したウマノスズクサの根元付近の葉の裏を見ると卵や幼虫が確認されました。来年も来てくれるといいのですが。以前、野草園のカラムシに黒いグロテスクなアカタテハの幼虫が無数いたのですが、翌年は全く見られませんでした。

ウマノズズクサ:ラッパ状の花が珍しい。

飛来してきたジャコウアゲハの雌

ジャコウアゲハの卵:1.5mm程度(ピントが甘いです)

幼虫が3匹見えます(ピンボケですみません)

茶色の幼虫です

黒い幼虫です:ジャコウアゲハの幼虫は体色に個体差が大きく、また、体色も変化(黒→赤褐色→黒)するそうです(筑波大学BSリーグ通信第13号:2009年)。