3-5月に咲く普段あまり見かけない野草を紹介させて頂きました。本野草園には年間400種以上が生育しており、それらの内春に咲く花を中心に紹介させて頂きました。野草園の詳細はホ-ムペ-ジ「舎人公園野草園」で検索してみてください。また、足立区の野草・ポケットガイドもご参照下さい。

写真が小さいのでクリックして拡大して見て下さい。




ヤマブキソウ:山吹草、ケシ科ヤマブキソウ属の多年草。花がヤマブキに似ている。


イカリソウ::錨草、碇草、メギ科イカリソウ属の多年草。花が錨状。


ニリンソウ:二輪草、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。一つの茎に花が二本、一本もあります。


コバンソウ:小判草、イネ科コバンソウ属の一年草。小穂が小判に似ている。拡大して見て下さい。


ウラシマソウソウ:浦島草、サトイモ科テンナンショウ属の多年草。肉穂花序の付属体の垂れ糸?を浦島太郎の釣糸に見立てた。毒草。性転換植物。


ヤブレガサ:破れ傘、キク科ヤブレガサ属の多年草。若い葉が破れた傘に似る。一株から5株に増えました。


シラユキゲシ:白雪芥子、ケシ科シラユキゲシ属の多年草。白い花を白雪に例えたケシ。


シロバナタンポポ:白花蒲公英、キク科タンポポ属の多年草。


ツルオドリコソウ:蔓踊り子草、黄花踊り子草、シソ科オドリコソウ属の多年草。


ヒトリシズカ:一人静、センリョウ科チャラン属の多年草。白いブラシ状の花。静御前が一人で舞っている姿に似ている。


カキドオシ:垣通し、シソ科カキドオシ属の多年草。垣根を通して蔓延る。


オオジシバリ:大地縛り、キク科ニガナ属の多年草。地表を這うように長い茎を伸ばして根を出し地を縛るように見える。


シロバナヒメオドリコソウ:白花姫踊り子草、シソ科オドリコソウ属の越年草。ヒメオドリコソウの白花です。詳細は本ブログ「シロバナヒメオドリコソウが舎人公園に局所群落」、2010年4月12日投稿をご参照下さい。


コンロンソウ:崑崙草、アブラナ科タネツケバナ属の多年草。名の由来は不明。


ムシクサ:虫草、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草。ゾウムシの産卵で虫こぶを生成。


ツメクサ:爪草、ナデシコ科ツメクサ属の一年草。葉が鳥の爪状とか。草丈は1-15cm。


キュウリグサ:胡瓜草、ムラサキ科キュウリグサ属の越年草。揉むと胡瓜の香りがする。デンデンムシ状の花が特徴。似た野草に葉と葉の間に花を着けるハナイバナがあります


ケキツネノボタン:毛狐の牡丹、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。類似のキツネボタンに比べて毛が多く、金平糖(痩果)の先が殆ど曲がらない。


トウダイグサ:燈台草、トウダイグサ科トウダイグサ属の越年草。盃状花序を燈台の皿に見立てた。毒草。草丈が高い多年草のタカトウダイも沢山生えています。


スズメノヤリ:雀の槍、イグサ科スズメノヤリ属の多年草。イネ科に見える。花の形状が毛槍に似る。


ワラビ:蕨、コバノイシカグマ科ワラビ属の多年草。大分蔓延ってきました。新芽は食用に。


オドリコソウ:踊り子草、シソ科オドリコソウ属の多年草。ヒメオドリコソウより葉、花が大きい。珍しいです。


チゴユリ:稚児百合、イヌサフラン科チゴユリ属の多年草。花が稚児行列に似ているとか。


クサイチゴ:草苺、バラ科キイチゴ属の草状の落葉小低木。舎人公園野草園に蔓延っています。棘に注意。赤く実った果実は食べると美味しいです。


シジミバナ:蜆花、バラ科シモツケ属の落葉低木。ユキヤナギの様に一面に花が咲きます。八重咲のコデマリに類似。花が蜆の中身(内臓)に似ている。