珍しい野草

最近、植物観察中で普段見かけない珍しい野草を見つけました。

1.     ヒメオドリコソウ3種類

2.   タチイヌノフグリ2種類

3.   シロバナ・カントウタンポポの雑種

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ヒメオドリコソウは上部の葉・茎が赤紫色、花色は淡紅色ですが、上部の葉・茎色が緑で花色が白色のものがあります(本ブログで報告済2010年4月:シロナバヒメオドリコソウが舎人公園の局所群生)。 

 

この度見つけたものは、上部の葉・茎色が緑で花色が淡紅色です。日陰~半日陰環境で生育したもので上部の葉色が緑で花色が淡紅色となる場合がありますが、これらは、日なたに移せば上部の葉色が赤紫色、花色は淡紅色と変化します。しかし、日当たりの良い環境で生育した場合でも上部の葉・茎色が緑で花色が淡紅色のものも存在しました。

 

 タチイヌノフグリ タチイヌノフグリの青・赤花が、同じ場所に咲いていました。最近、この種の赤花がたまに見られます。

  

シロバナ・カントウタンポポの雑種?:カントウタンポポとシロバナタンポポが自生している場所に、一株だけそれらの雑種を思わせるタンポポを見つけました。カントウタンポポの雌蕊にシロバナタンポポの花粉が飛んで受精したのではと推定しました。その根拠は、カントウタンポポとシロバナタンポポは別種なので交雑しないと考えられていましたが、現に、セイヨウタンポポとカントウタンポポの交雑種が確認されていること、一株しか観察されなかったこと、よく似たキビシロタンポポ、ウスギタンポポとは考えにくいなどです。