トマトの絵描き虫(トマトハモグリバエ) 

トマトハモグリバエはキュウリ、メロン、トマトに寄生する害虫です。成虫(ハエ:2mm前後)が葉の中に産卵し、孵化したうじ虫(幼虫:2mm位)が葉中を食い進みます(食べたスジ状の跡を絵に見立てた)。この時期でしたらスジ状の跡の先端に幼虫がいる可能性があり、膨らみを指で潰すと殺せます。発育が進むと葉の外に出て落下して土中で蛹になり、羽化します。本種は中南米原産で、国内では沖縄県で平成11年初めて確認された比較的新しいハモグリバエです。絵描き虫(ハモグリバエ・ハモグリガ)には色々な種類があり、ほとんどの植物に寄生します。 

防除:手でつぶす。黄色に誘引される性質を利用して黄色い粘着板を設置(市販)。最後の手段は浸透移行性の農薬の散布になります。しかし、被害が甚大でなければそのまま生育可能です。(参考情報:高知県病害虫防除所資料)

エカキムシの被害を受けたミニトマト (クリックして拡大して見て下さい)