スズランは在来種のスズランと外来種のドイツスズランが知られています。スズラン「鈴蘭、谷間の姫百合:lily of the valley」はキジカクシ科スズラン属の多年草で有毒植物です。秋には球形の赤い液果を着けます。市販のスズランは殆どドイツスズランで、在来のスズランは庭や花壇では殆ど見られません。それでは、両者の簡単な見分け方を写真を見ながら覚えましょう。


スズラン:葉で見分けるのは紛らわしいので開花期の花の位置で見分けられます。本種は写真の様に花は葉より低く垂れ下がり、葉に隠れるようにしっとりと咲きます。


スズラン:確実な見分け方は、釣鐘状の花の中を覗くと6本の雄蕊の付け根が無垢です。


ドイツスズラン:花は葉より高い位置に真っすぐ咲く傾向があります。栽培条件により葉と同じ高さの場合もあります。


ドイツスズランの垂れ下がった花を覗いて見ると、雄蕊の数だけ(6本)付け根が赤い色をしています。これがポイントです。