なかなか見つけるのが困難なカスマグサが舎人公園の野草見本園で増殖してきました。種から育てて3年目のことです。ラスノエンドウとズメノエンドウの間と言う意味でカス間グサ。下の写真に見分け方のポイントを示しました。気をつけてみると案外身近にあるかもしれません。

写真をクリックして拡大するとよく見えます。

カラスノエンドウ:全体大型の草姿。葉は矢筈形。豆果(果実)が黒く熟すのでカラスのエンドウ。花も大形。豆果の種子は7~10個。豆果は3~5cmで無毛。巻きひげは分岐する。

カスマグサ:巻きひげは分岐しない。花はスズメのエンドウよりやや大きく、葉腋から伸びた柄の先に2個程付ける。種子は約4個。豆果は1~1.5cmで無毛。

スズメのエンドウ:巻きひげは分岐する。花は2~3mmと3者間で一番小さい。種子は殆ど2個。豆果は0.5~1cmで有毛。