2013年6月1日、舎人公園で野草と樹木の観察会が開かれました。講師は緑・花文化士の清水猛氏で、参加者は18名でした。舎人公園サービスセンターの大木所長さんから挨拶をいただいたあと、野草園で野草の観察を行いました。ウラシマソウ、ハンゲショウ、ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、ウマノスズクサ、クサノオウ、クサフジなど多くの種類の解説がありました。ネズミムギとホソムギの見分け方では、小穂に禾(ノギ)があるのが前者、無いのが後者との説明でした。アレチギシギシ・エゾノギシギシ・ナガバギシギシの果実による見分け方も実物で確認しました。日本では不稔とされていますヒルザキツキミソウの稔った果実も頻度は少ないが確認されました。

樹木観察では、イヌシデ、ヤマモモ、エンジュ、マテバシイ、クスノキ、ホルトノキなどの観察をしました。メタセコイアとラクウショウの葉と果実による見分け方、トチノキ・ベニバナトチノキ・セイヨウトチノキ(マロニエ)の花と果実による見分け方、エノキとムクノキの葉と果実の見分け方なども紹介されました。サンシュユ、ヤマボウシの果実もありました。エゴノキのエゴノネコアシ(虫こぶ)も観察することができました。樹木の寄生が知られていないヤセウツボのアベリアへの沢山の寄生が見られました。ヤセウツボがアベリアに寄生する記事は本ブログで既に報告いたしております。

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野草観察会の風景:写真左の紳士(大男?)が講師

野草観察会の風景:熱心に観察!?

樹木観察会の風景

ヤセウツボがアベリアに大量寄生している写真