舎人公園で沢山コナラが発芽していました。珍しい現象です。コナラなどのドングリは、種子が乾くと発芽しないとされています。コナラでは、種子の水分が30%程度以下になると枯死するとされ、普通ドングリが落下し2~3週間地上に放置されると、コナラの種皮は比較的薄いので、発芽能力を失うと推定されます。

舎人公園で発芽が見られた場所は、コナラの木の下で、何らかの理由でドングリの上に土が薄くかぶさっていました。そのため、適当な水分が確保され、春先3月~4月に発芽したと考えられます。適当な湿潤状態が保たれれば、半年以上経過しても発芽能力を有するという研究結果もあります。

以下コナラの発芽の様子を写真で紹介させていただきます。クリックして拡大して見て下さい。

発芽間もなくです。赤い子葉の養分で生長するでしょうが、すでに根を深くおろしています。細根もあり根でも養水分を吸収していると推定されます。

あちこちで発芽が見られました。

発芽と発根の様子です。

かなり生長しています。

私が10年ほど前、種子から育てたコナラの盆栽です。