先月、舎人公園にセイヨウヒルガオが群生していることがわかりました。恐らく数年前に何らかの理由で導入されたのでしょう。注意して見ないとヒルガオ、コヒルガオと見間違えします。

セイヨウヒルガオは、1900年ころ鑑賞用として導入されたものが野生化し分布拡大したものです。土壌の劣悪な環境に耐え、地下茎と種子で蔓延します。外来生物法で要注意外来生物に指定されています。本種とヒルガオ・コヒルガオの見分け方は簡単です。以下の写真を見て下さい。写真をクリックして見て下さい。

コヒルガオ:花の基部の萼が苞に包まれている。ヒルガオも同様です。花と茎の中間に苞はありません。

コヒルガオ:セイヨウヒルガオと葉の形が違います。

セイヨウヒルガオの生育状況:花は夕方萎みます。

セイヨウヒルガオの開花の様子。

セイヨウヒルガオの花の裏面:花の基部には萼のみ存在します。苞は見えません。

セイヨウヒルガオ:花の基部は萼のみで、花と茎の中間に苞が一対存在します。これが見分けのポイントです。葉はコヒルガオよりヒルガオに近い形をしています。