舎人公園に生育している花粉症原因植物

先日、舎人公園に花粉症の原因になるカモガヤが生育しているかどうか問い合わせがありました。調べてみたら数箇所生育していることが確認されました。現在舎人公園に生えている主な花粉症原因植物として、野草ではカモガヤ(オーチャードグラス)、オオアワガエリ(チモシー)、ブタクサ、ヨモギ、ヒメガマが挙げられます。樹木ではスギ、マツ、クリ、コナラ、ハンノキ、クヌギ、ケヤキ、シラカシがあります。また、オオブタクサ、スズメノテッポウ、ホソムギ、ネズミムギ、カナムグラ、ギシギシ類、タデ類も原因物質として知られており、現在生育しております。その他未確認のものも沢山存在していると推定されます。

花粉学辞典(1995)によると53種が掲載されています。しかし、この中には、ウメ、モモ、ナシ、リンゴ、ミカン、ブドウ、タンポポ、イネ、バラ、キクなど昔から身近な植物も含まれており、私としまして“ええ”という感じがします

 

ブタクサ(豚草)和名はhog(豚)+weed(草)からつけられた。北アメリカ原産。キク科ブタクサ属の一年草。明治初期渡来。開花は7~10月。舎人公園には多く見られる。

  

カモガヤ(鴨茅・オーチャードグラス) イネ科カモガヤ属の多年草。地中海~西アジア原産 。明治初期アメリカからチモシーと共に牧草として導入された。その後、野生化した。名は小穂の形が鴨の足に似ている。小穂は扁平。開花は7~8月。

  

オオアワガエリ(大粟返り・チモシー) イネ科アワガエリ属の多年草。ヨーロッパ原産で日本には、アメリカから輸入された。名は穂が泡のように見えるから?開花は5~8月。