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ショクダイオオコンニヤク(燭台大蒟蒻)開花 [植物観察]

ショクダイオオコンニヤク(燭台大蒟蒻)開花

別名スマトラオオコンニャク:サトイモ科コンニャク属でインドネシアスマトラ島の絶滅危惧種。

観察・一日目 : 小石川植物園のショクダイオオコンニヤク開花ニュースを聞き、7月21日出かけました。残念ながら、開花前の蕾でしたが迫力がありました。花のように見えるのは、正式には花ではなく花序なのです。花序は花(雄花と雌花)、付属体、仏炎苞(葉の変形で花びら状)から構成されています。名の由来は花序の形が燭台に似ているから。ギネスブックに公認されている世界最大の花は、東南アジアに生育しているブドウ科の植物に寄生するラフレシア(ラフレシア科)だそうで、花は最大で直径90㎝にもなるようです。ショクダイオオコンニヤクは、正式には世界一大きな花ではなく世界一大きな花序ということなのです。今回小石川植物園の開花は、1991年以来19年ぶりだそうです。日本で栽培されているコンニャクの花(花序)を大きくした感じでした。日本のコンニャクの花は4年以上作付けされたものでなければ、花が咲かないとされており、3年芋で収穫してしまうので、産地でもなかなかコンニャクの花を見ることは少ないようでが、開花したもので大きいものは高さが70㎝にもなるようです。3年芋の大きさは直径15~20㎝程度とされています。今回展示されたショクダイオオコンニヤクの芋は直径45㎝位だそうで、花(花序)の高さは156㎝、直径約80cmです。現地では高さ3m以上、直径1.5m以上にもなるとか。

観察・二日後 : テレビや新聞の宣伝に刺激され、二日後の23日に再度ショクダイオオコンニヤクを見に出かけました。花(仏炎苞)は開花とのことでしたが、少ししぼんでいました。写真を見てください。

雑感:23日朝、小石川植物園に到着したら、なんと見物客の行列が約2kmにも及び、35℃の炎天下4時間かけやっと見ることができました。石原裕次郎さんの告別式以上でした。途中から入場制限のため多くの方が植物園に入ることが出来ませんでした。気の毒でした。

ショクダイオオコンニャク1.jpg

観察・一日目:蕾の状態

ショクダイオオコンニャク.jpg

観察・二日後:開花中、悪臭は感じられず

ショクダイオオコンニヤク.jpg

観察・二日後:開花拡大写真

ショクダイ4.jpg

ショクダイオオコンニヤクの生活史(小石川植物園展示):クリックして拡大して見てください。


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