向島百花園では色々な野草が豊富です。バショウにバナナのような実がなっていました。観客の方の多くはバナナと言っていました。今回印象に残った野草、舎人公園野草園では見られない野草を中心に紹介させて頂きました。

水辺の風景

ハマギク:キク科多年草。野菊の一種で海岸に自生。日本固有種で9-10月マーガレットやノースポール似た花を咲かせる。

シモツケソウ:バラ科多年草。下野の国(栃木県)に多く生えていた。5-7月開花で白花もある。似た花に栃木県で発見された落葉低木のシモツケがあります。

アワモリショウマ(泡盛升麻):ユキノシタ科多年草。日本固有種で5-7月茎の先に穂状の白い花が咲く。小花が泡のように咲くから。

ナガボノワレモコウ:バラ科多年草。花は8-9月で白(ナガボノシロワレモコウ)又は紅紫色で、花序はやや長く直立か垂れる。カライトソウは花序は長く、垂れる。ワレモコウは花序が短く直立する。

ムラサキセンダイハギ(先代萩):マメ科多年草。5-8月青紫の花を咲かせる。写真右上は花で、ちょうど咲いていました。

バイカイカリソウ(梅花錨草):メギ科多年草。4-5月開花し、白い花が梅に似ている。

ヤグルマソウ:ユキノシタ科多年草。花は6-7月円錐状の花序を着け、花弁は無く萼片の色ははじめ緑白色で、しだいに白色に変化する。葉の形が鯉のぼりの矢車に似ている。キク科のヤグルマギクと混同しやすい。

カザグルマ(風車):キンポウゲ科多年草。5-6月白~薄紫色の花を咲かせ、花の形が風車に似ている。写真左上は果実で、けまり状。テッセンは近縁種で同じセンニンソウ属。

クガイソウ:オオバコ科多年草(旧ゴマノハグサ科)。茎に輪生する葉が多層になっているので九蓋草、九階草)。

シライトソウ(白糸草):ユリ科多年草。学名は雪の筆を意味する。4-7月開花し、瓶などを洗う「ブラシ」に似ている。