舎人公園の皇帝ダリア [植物観察]
舎人公園の皇帝ダリア
舎人公園のボランティア花壇にひと際目立つ皇帝ダリアが開花
しました。この春苗を植えたものです。台風の被害を受けましたが
何とか立派な花を咲かせてくれました。皇帝ダリア:メキシコ原産。ダリアの王様と言われ,草丈は3m以上になります。
花色は赤,白,ピンクなど数種あり、八重咲きもあります。半耐寒性の多年草です。
ご参考までに、苗の増やし方を紹介させていただきます。
12月開花が終わったころ(霜が降りる前)、竹のような太い節を沢山
着けている茎を、根元から3節残してノコギリで切り取ります。切り取
った茎を節ごとにノコギリで切ります。切り方のポイントは、下の写真のように節の上部を短く、下部を長く切
るようにします。一つの茎から10~20の挿し木用の茎(挿し穂)が得ら
れます。芽は節から出ます。挿し穂は、防寒用シートなどを周囲に張った
ポリバケツなどに、湿り気のある小粒の赤玉土を底に数㎝敷き、その上
に挿し穂を並べ、その上に赤玉土を敷きます。何段でも可能です。これら
の操作が終わったら蓋をして来春まで軒下などで保存します。保存中に
芽や根が出ることがあります。翌3月保存していた挿し穂を小粒赤玉土
とパーライトあるいはバーミキュライトの混合土に植え付けます。挿し木
してから1~2月すれば発芽、発根します。これで沢山の苗が出来上がり
です。
舎人公園ボランティア花壇の皇帝ダリア(12月4日初開花)
挿し木用挿し穂の切断位置。赤印をノコギリで切断。赤印の無いところも
同様に先端近くまで切断できます。
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