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とんぶりの簡易な作り方 [趣味]

とんぶりの簡易な作り方

ホウキグサ:アカザ科ホウキギ属の一年草(別名、コキア、ホウキギ、ニワグサ)で茎は箒に、種子は食用にされます。学名: Kochia scoparia

舎人公園に、こぼれ種で生えたホウキグサから、畑のキャビアと呼ばれるとんぶりをつくりました。

簡易な作り方。

11月~12月上旬、ホウキ草が赤色から茶色の変化したころが収穫適期です(写真2)。ホウキ草の下に受け容器を置き、手でしごくとか揉みます。すると果実は、ぱらぱら落ちてきます。一株でも熟期がずれるので、数回に分けて収穫すればいいと思います。収穫した果実を水で沸騰させながら30~1時間茹でます。茹で終わったら、お湯を切り、水を入れた桶に移し、手で十分に揉みます。揉み終わったら、水道水で傾斜法(デカンテーション)によりカスを除きます。種子(とんぶり)は重く下に沈みます。何回も繰り返すとキャビア様のとんぶりが桶に残ります。カスを取りきったらとんぶり(12mm)の出来上がりです(写真6、7)。

やや、手間がかかる方法として、次のような方法があります。

ホウキ草を果実が落ちないように注意しながら、引き抜いて持ち帰り、シートの上で数日間室内乾燥させます。乾いたら棒などで叩き、果実を落とします。果実を集め、鍋などで60分くらい沸騰しながら茹でます。茹で上がったたら一晩水に浸します。その後上記の方法でとんぶりを精製します。

果実を乾燥しておけば、長期間保存可能で、トンブリを作るとき小分けして使います。

秋田名物とんぶりは、江戸時代食料補給として食べるようになったようです。とんぶりの名の由来はハタハタの卵ぶりこと、唐伝来という意味から唐ぶりことなり、これが転訛したとされています。

食べてみましたが、味はそのままでは殆どなく、噛むとプチプチ感があり、キャビアに似ていました。

造り方を 写真で見て下さい。

写真1ホウキ草.jpg

写真1:収穫間近のホウキグサ。

写真2ホウキ草.jpg

写真2:収穫の様子。

写真3ホウキ草.jpg

写真3:収穫した果実。

写真4煮沸.jpg

写真4:鍋で茹でる。

写真5デカンテーション.jpg

写真5:茹で終わったとんぶりをよく揉む。

写真6とんぶり・完成.jpg

写真6:写真5を傾斜法で繰り返しカスを捨て精製する。

写真7美味しそうなとんぶり.jpg

写真7:美味しそうなとんぶり。写真すべてクリックで拡大できます。

 


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すごい大食漢

参考になりました!ありがとうございます。オニが笑いますが、来年こそは自家製とんぶりを目指します。
by すごい大食漢 (2014-10-26 22:27) 

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