樹木の冬芽と葉痕 [植物観察]
冬の植物観察で、面白いのは、樹木の冬芽と葉痕です。主に落葉樹で冬が近づくと枝と葉柄の付け根に離層が形成され落葉します。この葉(葉柄)が付け根から剥離したところを葉痕(維管束、すなわち導管と篩管の痕)といい、これを観察すると、種特有の形が見られます。人の顔、動物の顔に見えることもあります。肉眼で見るのには、葉(葉柄)の大きいほど見やすいです。常緑樹でも見られます。舎人公園などで観察した葉痕の主なものを写真で示しました。見てください。皆さんも落葉した樹木を観察されると面白いですよ。スマホで撮影したのですが、クリックして拡大してみてください。
クルミ:何に見えますか?
同じくクルミです
ホオノキです。すみません横向きで。
同じくホオノキです。新芽が大きく花芽でしょう。
マロニエ(セイヨウトチノキ):葉痕の姿が下の写真と異なります。
同じくマロニエ:ねばねばした新芽が帽子に見えます
ムクロジ:馬?犬?牛?の顔、新芽はまだ小さいです
トチノキ:マロニエに似ています
同じくトチノキです
カクレミノ(左)とタラノキ
フジ(左)とモクレン
ユズリハ(左)とユリノキ
コメント 0