舎人公園でアカミタンポポ発見 [植物観察]
ことしの4月、舎人公園でやっと念願のアカミタンポポを数箇所で見つけました。昨年足立区では発見出来なかったのですが探し方がまずかったのでしょう。皆さんもアカミタンポポを探してみませんか。慣れたらすぐわかります。ここでアカミタンポポの復習をしてみましょう。
タンポポ : 外来種には、セイヨウタンポポ系とアカミタンポポ系があり、共にヨーロッパ原産で明治初期に日本に持ち込まれたようで,今では日本全国に分布域を広げた帰化植物です。ニホンタンポポが春開花するのに対し、セイヨウ・アカミタンポポは春から秋まで長く花を咲かせます。総苞外片を見ると、セイヨウ・アカミタンポポは花の基部で反り返るが、在来種は花の基部に沿って固く閉じるので区別できます。セイヨウタンポポとアカミタンポポの区別点は痩果の色の違い(セイヨウタンポポが淡褐色~黄土色、アカミタンポポは赤褐色)にあります。セイヨウ・アカミタンポポ共に染色体が三倍体のため無融合生殖(単為生殖)で増えるので繁殖力は旺盛です。隣の北区では20年以上前に観察されています。
アカミタンポポの綿帽子(冠毛):中に赤褐色の種(痩果)が見えます
アカミタンポポの赤褐色の種
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