生田緑地での植物観察 [植物観察]
神奈川県西生田緑地での秋の野草観察会
10月下旬、神奈川県の西生田緑地で植物観察会がありました。生物専門の先生の案内で約1時間散策しました。沢山の秋の野草が観察されました。もう、開花の終わっている種もありましたが、今なお沢山の植物が開花していました。主なものは、ヤマホトトギス、ミズヒキ(赤)、チカラシバ、イノコヅチ、ノコンギク、シロヨメナ、シラヤマギク、ヌスビトハギ、ノガリヤス、ヤクシソウ、ツリガネニンジン、ヒヨドリバナ、ヒヨドリジョウゴ、チジミザサ、アキノタムラソウ、キツネノマゴ、オニドコロ、トネアザミ、オオブタクサ、オニノゲシ、ヤマハギ、アキノキリンソウ、セイタカアワダチソウ、オオハナワラビなどです。
これらのうち、舎人公園では見られない幾つかを紹介させていただきました。
アキノキリンソウ(写真の黄色い花):秋に咲く代表的な野草でしたが、最近
セイタカアワダソウに追いやられ、なかなか見るころができなくなりました。
そのセイタカアワダソウも自家中毒のため減少してきています。
ピントが甘くすみません。
シロヨメナ:山林に生える野草で、類似のノコンギクやカントウヨメナは花
が淡青紫色です。キク科のシロヨメナはシソ科のシモバシラのように冬に
なると氷の芸術的な霜柱ができるようです。シモバシラの霜柱は本ブログ
で紹介されています。
ヌスビトハギ:なんと縁起でもない名前がつけられたことでしょう。これは、
実(豆果)の形を忍び足で歩く盗人の足の形に見立てたとか。豆果の表面
にカギ状の毛があり衣服にくっつく。写真の足跡みたいな小さな緑色の豆
のサヤが見えますか?みずらくてすみません。
ヒヨドリジョウゴ:ナス科の多年草で、鳥のヒヨドリが好んで実を食べることが
名前の由来とか。有毒植物だそうです。
オオブタクサ(キク科):ブタクサと同様に花粉症の原因になりきらわれも
のです。一年草ですが、大きいものは2m以上にもなり、まるで、木立のよう
になります。
ジョロウグモ:植物観察中このクモを見つけカメラにしました。
このころのジョロウグモのオスは、子供のように小さく巣の片隅に追いやら
れ、写真のメスのクモとは似ても似つかない姿です。
交尾はメスの脱皮直後や食事中に行なわれるそうです。それ以外では交尾
時にメスがオスを食べてしまう危険性があるためのようです。
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