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アカミタンポポを探そう [植物観察]

新しい冊子“足立区の野草”(A4版30頁、野草302種解説付き写真紹介)ができました。御入用希望の方は御一報下さい。実費で御送付致します。この他、既に発行済の“舎人公園観察ガイド、”舎人公園での探鳥“、”草花栽培カレンダー“も併せてご利用下さい。

 アカミタンポポを探そう 

カントウタンポポ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポは馴染みの深いタンポポですが、アカミタンポポは普段目にされることはほとんどないのでは?

それもそのはず、注意して見ないと見過ごすタンポポなのです。花や葉っぱを見てもカントウタンポポやセイヨウタンポポと区別できません。唯一つ見分けが出来るのは綿帽子(冠毛)をかぶった果実(痩果)の色です。幸いなことに、初春から秋まで花と果実が見られるので注意して見れば四つ葉のクローバーのように探せると思います。

このブログで、すでに触れましたが、外来種には、セイヨウタンポポ系とアカミタンポポ系があり、共にヨーロッパ原産で明治初期に日本に導入され、現在では、日本全国に分布しています。カントウタンポポは春開花しますが、セイヨウタンポポとアカミタンポポは春から秋まで長く咲き、しかも、受粉なしに種子が出来て繁殖(3倍体に起因する単為生殖・無融合生殖)するため繁殖力は旺盛です。

私の長く住んでいた隣の北区では20年以上前に確認されているのですが、足立区では舎人公園で昨年見つけました。

もし、アカミタンポポを見つけられた方はご面倒でも、何処で発見されたかご一報いただけたら有り難いのですが。

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アカミタンポポ(開花中):花や葉ではカントウ・セイヨウタンポポと区別困難です。

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アカミタンポポの綿帽子(冠毛)と果実(痩果):果実が赤っぽいのがわかる。

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アカミタンポポの果実は赤褐色で慣れたら直ぐにわかります。

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カントウタンポポ、セイヨウタンポポおよび雑種タンポポの果実は淡褐色~黄土色。


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