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ママコノシリヌグイと食用ホオズキ [植物観察]

ママコノシリヌグイと食用ホオズキ 

川崎市麻生区の栗林の残る栗木地方で学園祭があり、植物観察をする機会に恵

まれました。ここで目についた数種の植物を紹介させていただきました。また、

カラスウリ、アキノノゲシなども生育していました。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)。別名トゲソバ(棘蕎麦):タデ科一年草

この名の由来は、触っても痛い棘だらけの茎や葉で、継母が“憎い継子の尻を

拭いたらさぞ痛いだろう”から来ているようですが、本当に拭かれたら大変です。

嫁の尻拭き草(韓国では)と呼ばれ、それほど棘が多い野草です。ミゾソバやイシ

ミカワと同じ仲間で、草姿はソバ(蕎麦)そっくりです。

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ママコノシリヌグイ:姿はソバそっくり。ピントが甘い。 

ショクヨウホオズキ(食用ホオズキ):ナス科一年草。

ホオズキは観賞用として知られていますが、本種は外来種の食用のホオズキ

です。学園キャンパスに生育していました。熟すと袋の中に黄色の果実(普通の

ホオズキ状)は糖度が15度くらいあり意外と甘酸っぱく、食用として、また、健康

食品として注目されています。地域によっては町おこしに利用されているくらい

です。

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食用ほおずき:間もなく袋の中の果実が黄熟するでしょう。

 オニドコロ(鬼野老):ヤマノイモ科のつる性多年草、雌雄異株。

ナガイモ、ヤマノイモと同じ仲間だが、“むかご”は着かないのみならず根は太ら

ず苦くて食べられません。大きな葉?を持つので鬼がついたという説があります

が、葉は大きくなく鬼を連想できません。トコロ(野老)はひげ根の多い根茎を老人

に例え、長寿を祈る正月飾りに使われたそうです。えび(海老)に対する名前とされ

ています。子供の頃、ガガイモやヤマノイモの3枚の翼を持った果実で鼻の頭にくっ

けて遊んだ経験のある方がおられると思います。ただし、ナガイモでは出来ません。

舎人公園には雄株のみ存在します。

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オニドコロ:右上の翼果を鼻の頭にくっつけて遊ぶ。


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