セイロンベンケイが開花しました [植物観察]
舎人公園でセイロンベンケイに花が咲きました。屋外で育てたセイロンベンケイを11月舎人公園サービスセンター内に取り込み栽培を続けました。1月頃小さな袋(萼・蕾)ができ、2月下旬に開花しました。写真に開花までの様子を示しました。
セイロンベンケイ (セイロンベンケイソウ:Kalanchoe pinnata Pers.) はベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の植物で、別名を花の形からトウロウソウ(灯籠草)といいます。英語で"Good-luck leaf"と書き、幸運の葉と呼ばれています。原産は南アフリカで、日本では沖縄や小笠原諸島に自生しています。
多肉質の多年生草本で、暑さには強いのですが寒さに弱い性質を持ちます。日当たりの良い場所を好みますが、半日蔭でも育ちます。開花期は一概に言えませんが1-4月です。
土中に埋めるとか水を入れた容器に浸すと葉の縁から不定芽を出す(無性生殖)性質を持つので、はからめ(葉から芽)ともいわれています。
花は下の写真のように緑色の風船のような形をした萼(がく)ができ、その中に小さな蕾がすでにできています。大きく長くなった萼の下を突き破るようにして花が出現し、花びらを反り返すように開きます。増やし方は不定芽で簡単に増やせます。種子も出来るようですが、まだ確認していません。
風船のような萼が出来始めました(1月)。
開花直前の全体の姿です。
風船(萼)は大きく長く伸びてきました。開花直前です。
風船(萼)の先端から花びらが出てきました。
花びらの先は反り返ります。
地面の落ちた葉の縁から不定芽がでて幼植物となりました。移植可能です。
同じく不定芽が生育している様子です。
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