ミトマト一株(一鉢)で1000個収穫 [作物栽培]
ミトマト一株(一鉢)で1000個収穫
直径30cm、高さ33cmの丸いポットに野菜栽培用土半分と
残り半分に腐葉土と発酵油粕を詰め(全体混合)4月17日
つくば市の農業環境研究所一般公開でいただいたミニト
マトの接ぎ木苗1本を4月20日に移植しました。栽培管理は
かなり粗放で、過度の脇芽をとる程度でした。普通の栽培法
に比べてなるべく沢山脇芽を残し、花房の数を増やしました。
脇芽は大きな側枝となり沢山の果房を着生しました。潅水は
毎日1~2回やりました。6月になると高さ160cm、幅150cmになり
果実の重みで垂れてきたので写真のように支柱に支えました。
7月19日現在(移植後90日)おおくのトマトが収穫できました。
この時点の熟したもの、未熟含めて総果房数が70で平均1房
あたりの着果数は13とすると総果数は910です(現にすでに
900個の収穫を得ております)。生長は緩やかになってきまし
たが、これからまだ増加します。最終的には1000個はいくで
しょう。1房の着果数は5~28個で株元に近いほどその個数は
多くなります。完熟果実の直径は2.5~3cm位でした。露地栽培
のミニトマトと比べたら1房当たりの着果数はかなり劣ります。
ポット栽培増収のテクニック
ミニトマトは本葉が7枚位になると茎に最初の花房が着きます。
その後は、葉3枚ごとに花房が着いて規則的に伸びていきます。
成長が進んでいくと、主軸の茎と葉の間から脇芽が出てきます。
その芽は残すと上記と同じような成長を続けます。脇芽をなる
べく多く残すと果房の数が大幅に増加しますが、放置しておくと
過繁茂状態になり果房も小さくなります。脇芽の残し具合が収穫
量の決定のカギになります。多く残す為には樹勢が持続される必
要があり、そのためには土壌の肥沃性(追肥)と根の活力が大切
です。これを見分ける簡単なコツは生長が8月頃までは止まるこ
とがない、下葉が黄色く変色しない、の2点です。接ぎ木したミニ
トマトは病虫害の心配は(多くの栽培例を観察して)あまりいりま
せん。現在栽培中のミニトマトはアブラムシを含めいっさい病害虫
の発生は見られていません。
6月23日の生育状況。
同時期の生育状況:結果枝が垂れてきたので
紐で支えてやりました。すでに収穫は始まって
います。
6月29日の生育状況:生育旺盛で新しく伸びた枝に
次々と開花しています。
1房の着果状態:すでに数個収穫されています。
7月8日:新しく 伸びた脇芽も次々と沢山着果しています。
全体の生育状況
収穫されたトマト:生育旺盛な時は2日でこの程度獲れました。
コメント 0