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ニオイバンマツリが挿し木翌年に開花 [植物観察]

ニオイバンマツリ:ナス科ブルンフェルシア属の多年草。花の咲き始めは紫色で次に薄紫色に変化し、最後は白色になる。芳香がある。香りのある外国からのジャスミンの意味。全体有毒。庭木によく植えられています。

ニオイバンマツリの小枝を数本挿し木し、活着して葉が伸びた枝に翌年5月樹高10cm程の木に花が咲きました。まさかそんなに早く開花するとは思いませんでした。面白いことに、蕾が人の顔そっくりです。以下に蕾と花を写真で示しました。

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挿し木翌年のニオイバンマツリ:樹高は10cm位で、3株あります。蕾が見えます。

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左下に初期の蕾があり、頂上に人の顔形の開花間近の蕾があります。

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同じく人の顔形(骸骨・〓)の蕾。

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同じく開花間近の蕾。

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樹高がアイホン位です。

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人形の蕾。首が少し長めです。

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開花の様子。濃紫色から薄紫色、さらに最終的に白と変化します。

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近所のニオイバンマツリの成木の開花の様子です。3色が入り混じっています。いい香りがします。




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ユスラウメのふくろみ病の防止成功 [果樹栽培]

ユスラウメ:山桜桃梅、梅桃、梅桜、桜桃。バラ科サクラ属の落葉低木の果樹。昔から庭木の果樹として愛されています。果実は美味しく栽培しやすいが、一度ふくろみ病に羅病すると厄介です。

ふくろみ病はユスラウメ、スモモ、プラム等バラ科に5月頃発生します。開花後間もない幼果が肥大して細長い袋のように奇形する病気です。被害果は白緑色に横長に肥大し、中は空洞です。やがて果皮が白い粉状の胞子に覆われ、濃褐色となり委縮して落下します。ある程度果実が大きくなったら発病しません。胞子が樹皮や枝、芽に付着して越冬します。春発芽頃降水で胞子が拡散して感染します。被害果は早めに除去しなければなりません。舎人公園野草園のユスラウメは今は大きな木となりました。数年前からふくろみ病に罹り、2-3年の内に大部分の多数の果実は羅病して落下してしまい、ほんの一部だけ食用に出来ました。病気を防ぐため、昨年冬12-2月に二回消毒し、その後発芽してから一回消毒しました。薬害は出ませんでした。その結果効果抜群で、昨年は無数のふくろみが発生しましたが、今年は木全体で3個しかありませんでした。来年はふくろみゼロを目指します。

今回使用した薬剤は総合殺菌剤ダニコ-ル1000(住友化学園芸)で、成分はテトラクロロイソフタロニトリル(TPN)。この病気の防除薬として昔から使用されてきた石灰硫黄合剤の散布が有名ですが、現在本剤を購入するのは難しくなっています。そこで、色々調べたのがダニコ-ルで、使用前は効果があるとは半信半疑でした。

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ユスラウメ:左上の挿入写真は昨年完熟した果実。甘味が強い。左下の写真は昨年の花。

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ユスラウメのふくろみ病に罹った果実でソラマメ状で細長い。未熟の果実が五個鈴なり状に着果しています。間もなく美味しく熟すでしょう。

 




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