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舎人公園のトノサマバッタ [舎人公園の昆虫]

舎人公園のトノサマバッタ

 トノサマバッタ(殿様飛蝗・ダイミョウバッタ):不完全変態:さなぎを欠き幼虫の脱皮を繰り返し成虫になる。 

 舎人公園には広い草むらが多く、色々な昆虫が沢山見られます。高校の教科書生物Ⅱに興味ある記事がありました。それは、環境の変化で大きさや形態に変化が生じるトノサマバッタの記事でした。舎人公園にいるトノサマバッタは下の写真のように、緑が美しく、身体が大きく、後脚の長い姿をしています。これは密度が低い環境で育ったもので孤独相(単独相)のトノサマバッタというそうです。つまり、イネ科の植物を食べるバッタには、餌はふんだんにあり、のんびりくらしているのでしょう。ところが、日本では現在あまり見られない光景ですが密度が高い環境で育ったものを群生相(集団相)のトノサマバッタと呼び、これは、身体は小さく、集団性に優れ、翅が長く(後脚が短い)、飛翔能力が高く、長距離移動に適していて体色が黒ずみ、この辺で見られるものとは別種のような様相をしています(残念ながら写真はお見せできません)。生来トノサマバッタには緑色型と褐色型の2つのタイプがあるのですが、住む環境により保護色に変化するのでしょう。中央アジアなどでは、群生相が一旦発生すると大群をなして移動するようになり、飛蝗(ひこう)と呼ばれ、田畑の作物を襲って1日程で全滅させてしまうことがあります。日本でも以前このバッタが飛蝗と化し、作物に大きな被害が出たことがあったようです。

 環境の変化で形態に変化が生じるアブラムシもおもしろい。成虫になっても羽の無いアブラムシは遠くに移動できないため、過密状態になると植物から汁を吸うことが出来なくなり、死の危機に陥ります。このストレスがホルモン分泌に影響するためでしょう、羽の無い親から羽のある子供が生まれるそうです。羽のあるアブラムシは新天地を求めて移動し、新たな植物に寄生し子虫を産み始めるのです。不思議なことに、羽のある親から産まれた子虫には羽が生えず単為生殖で子虫を産み増殖します。春から秋頃では雌だけで繁殖(単為生殖)して世代を繰り返すことが多いようですが、秋になると不思議に雄が産まれ交尾をして〈両性生殖〉卵で越冬するそうです。成虫や幼虫でも越冬できます。(アブラムシの不思議な話参照:舎人公園ボランティア資料)

 最近舎人公園で見られる虫を幾つかご紹介させていただきます。2番目の写真はアブラムシとその天敵のヒラタアブの幼虫。3番目の写真はショウリョウバッタの雌雄。4番目の写真はショウリョウバッタの雄の脱皮〈抜け殻〉。 5番目の写真はナガコガネグモ(メス)

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     トノサマバッタの雌:舎人公園 

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  アブラムシとその天敵のヒラタアブの幼虫 

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ショウリョウバッタの雄と雌:舎人公園  

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  ショウリョウバッタの抜け殻(脱皮):舎人公園 

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    ナガコガネグモの雌:舎人公園 

 


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