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皇帝ダリアの挿し木苗づくり [花の栽培]

皇帝ダリアの挿し木苗づくり                

コウテイダリア 皇帝ダリア、木立ダリア、帝王ダリア、

ahlia imperialsキク科 

 秋から冬に咲くコウテイダリア。草丈は3m以上になり、花も20㎝と大きく、今人気のある花ではないでしょうか。冬になると地上部は枯死し、春になると地中の球根(塊根)から発芽し長い間生育を続け11~12月に開花するのです(短日性)。コウテイダリアの苗づくりについては、すでにこのブログで取り上げました(2009124日:舎人公園の皇帝ダリア)が体験をもとにより詳細に記述しました。

1)挿し穂の作り方

12月開花の終わった頃(霜が降りる前)、竹のような太い節を沢山着けている茎を、根元から3節残してノコギリで切断します。この切断した茎を写真 2 の赤線をつけた所で切断します(節の上部を短く、下部を長く)。一本の茎から1015個の挿し穂(挿し木用の茎)が得られます。

2)苗づくり(1)

防寒と乾燥防止のため、ポリ袋などでポリバケツの内面を覆い、底部に湿らせた赤玉土(小粒)または鹿沼土を3~5㎝敷き、その上に挿し穂を水平に並べます。その挿し穂の上に先ほどの用土を挿し穂が隠れるまで入れ平らにならします。その上にまた挿し穂を並べ同じことを何回か繰り返し数段積み重ねます。詰め終わったら袋を閉じ、バケツの蓋をします。この場合、袋に小さな穴を幾つかあけ、完全密封しないで下さい。この苗床バケツは、軒下など霜の当らないところに春3月までおきます。この間用土の水分補給は不要です。

3)苗づくり(2)

3月彼岸のころ、バケツの中から挿し穂(発芽した挿し穂:写真3)を傷めないように注意しながら取り出します(この時、まだ芽や根がほとんど出ていないものもあると思います)。

鉢で一生育てる場合 大型ポットに草花用の用土を半分ほど詰め、その上に赤玉土を敷き、その上に取り出した発芽した挿し穂を一個、芽を上にして水平に置き、さらに赤玉土をその挿し穂が隠れるまで詰めます。その上にポット8分目まで草花用の用土を積め作業完了です。皇帝ダリアは木立で3m以上にもなるので、露地に植えて価値が発揮されます。ポット(鉢)植え栽培は推奨されません。

露地栽培 上記で取り出した発芽した挿し穂を直接露地に移植することも可能でしょうが、以下のステップを経て移植されたほうが腐敗などの防止の観点から安全と思われます。                                  大型ポットに赤玉土を5㎝ほど敷き、その上に発芽した挿し穂を数本並べ、その上に赤玉土をその挿し穂が隠れるまで詰め、発芽・発根を待ちます。この間、陽に当て、乾いたら水をやりましょう。およそ50日程度で草丈が5~10㎝に生長したら露地への移植となります。この生長した挿し穂(写真4)をポットから取り出すときは、伸長した芽や根(根がほとんど出ていないことがある)を傷めないように注意しましょう。発根量が少なくても移植後しばらくは、挿し穂の貯蔵養分の助けで生育しますので心配いりません。しかし、移植してしばらくは、陽ざしが強い日は、軽い遮光と散水をお勧めします。移植する露地は、予め深耕し、腐葉土や発酵油粕を施用しておきましょう。また、生長した挿し穂を直接露地に移植するときは、生長した挿し穂の上と下を赤玉土で覆う方が安心です(腐敗防止のため)。 

4)その後の管理

ある程度生育したら、緩効性化成肥料や発酵油粕を生育期間中に何回かやりましょう。皇帝ダリアの茎は中空なので台風など強風で折れ易いので支柱を立てるとか防風対策をとる必要があります。生育中~後半、下の節から脇芽がでたら取り除きましょう。中程より上の脇芽は残しましょう。

皇帝ダリア1.jpg

    写真1:12月初旬の開花の風景

皇帝ダリア2.jpg

写真2:開花後、降霜前か直後に地際から3節残し切断する。

切断した茎を赤印の位置で切断して挿し穂をつくる。

赤印の無い上部も同様に切断する。

皇帝ダリア3.jpg

写真3:挿し穂の発芽状態、発根は少ない。

皇帝ダリア4.jpg

写真4:生長した挿し穂、そろそろ露地へ移植可能。

移植時は給水し、根と芽を傷めないよう注意。

皇帝ダリア5.jpg

写真5:露地移植後約1月の状態。

皇帝ダリア6.jpg

写真6:昨12月切断して、残した親株(塊根)から発芽し、

1月経過したころの状態。

 
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