tumu-tumuツムラの掲示板の閲覧状況 [その他]
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願い申し上げます。
本ブログ”Tumu-tumuツムラの掲示板”アクセスランキングを紹介させて頂きました。
2014年末現在、総投稿数245(7年4か月間)、総閲覧数の累計は687873となっており、実に多くのアクセスを頂いております。これも皆様のご協力の賜物です。
アクセス数は投稿の早いほど多くなる傾向にあります。しかし、人気が断然先行しています。
1位:皇帝ダリアの挿し木苗づくり(2010年投稿)20920
2位:ドングリゴマの簡易な作り方(2010年投稿)17886
3位:トンブリの簡易な作り方(2011年投稿)12479
4位:新しい植物分類:APG分類体系とは(2010年投稿)8219
5位:木の実の工作品(2007年投稿)5562
6位:色々な草笛を作ろう(2011年投稿)5248
7位:冬咲く花、ヤツデの開花の不思議(2009年投稿)4628
8位:超ミクロの世界を覗く:ナノグラム(ng)とピコグラム(pg)(2010年投稿)3653
その他人気のあった記事
1:福島原発事故関連放射能汚染の記事6回投稿で合計8529のアクセスがありました。その主なものは次のとおりです。放射能汚染の基礎情報:米と土壌のストロンチウム90とセシウム137汚染(2011年投稿)2998、稲(米)の放射能汚染Q&A(2011年投稿)2726
2:アキエの押し花作品集(2回投稿)計5294
3:目黒洋子さんの日本画セレクション(3回投稿)計4500
4:岡本廣子さんのボタニカルアート集(5回投稿)計2379
目黒洋子さんの日本画セレクション(4) [趣味]
目黒洋子さんの日本画は、本ブログには過去3回投稿があり、3回の合計で総アクセス数は本日現在で4462となっております。沢山の方に見ていただいております。今回はその続きとして8点紹介させて頂きました。原画を写真に写し、さらに投稿時の画素数の制限があるので原画に比べて質が落ちますがそれでも美しい仕上げになっています。写真をクリックし拡大して見て下さい。
秋詩(シュウカイドウ):F4(333×242mm)
緑陰(山百合):F12(606×500mm)
薫風(ばら):F10(530×455mm)
富貴(牡丹):F12(606×500mm)
涼風(ききょう):F10(530×455mm)
夏の宵(大待宵草):P10(530×410mm)
白秋(コスモス):F12(606×500mm)
華(らん):F10(530×455mm)
舎人公園野草園の皇帝ダリアが開花 [舎人公園の皇帝ダリア]
舎人公園野草園の皇帝ダリアが開花しました。25本の太くて、4m位の丈の高い茎から多くのツボミ、花が見られます。これだけ多数の株(茎)が一か所で見られるのは都内の公園では類を見ないと思われます。来月霜が降りる迄連続で開花することでしょう。2009年初めて一本の株を植えてから、翌1010年にその茎から増やし現在まで毎年植えかえることなく開花し続けています。皇帝ダリアの増やし方は開花の終わった茎を切断し、土に埋めて作ります。増やし方は本ブログ2010年6月投稿分”皇帝ダリアの挿し木苗づくり” に詳しく紹介されています(この増やし方の投稿分だけで総アクセスは本日現在で20535と非常に多くなっています)のでご参照下さい。大変人気の高い投稿でした。
以下今年の開花状況を紹介させていただきます。2回の台風で被害を受けましたが、幸い台風の勢力が弱かったため、何とか持ちこたえました。
現在見ごろの株です。昨年より花が大振りです。台風で茎が地面まで倒伏しましたが、起こしてロープで固定しています。
全体の風景です。多くは開花初期です。一か月は次々と開花し続けるでしょう。クリックして拡大して見て下さい。
開花風景です。クリックして見て下さい。全部スマホの写真です。
舎人公園野草園のタコノアシ [植物観察]
舎人公園野草園でタコノアシが生育しています。湿地環境をつくり栽培しました。
タコノアシ(蛸の足、学名:Penthorum chinense)はタコノアシ科の多年草。ユキノシタ科とされていたが花の形態などはベンケイソウ科に近く、ベンケイソウ科に入れる説もあります。最新のAPG植物分類体系では、独立のタコノアシ科(Penthoraceae)と分類されています。
日本のほか東アジアに広く分布し、湿地や沼地など湿った場所に生育します。日本では絶滅危惧II類(VU)から
準絶滅危惧(NT)に変更された(環境省レッドリスト)ことから少しずつ復活しているのですね。
高さは数十cmくらい。細長い葉がらせん状につき、数本に分かれた総状花序を放射状に茎の先につけ、8~9月頃小さい花を多数咲かせます。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ています。タコノアシの名の由来は朱色に染まった総状花序が吸盤のある「鮹の足」に似ているからです。晩秋になると総状花序の蒴果が熟し、全草が茹蛸のように朱く変化します。以下の写真で見て下さい。ピントが甘くてすみません。
タコノアシ:7月23日の生育。
同じく7月23日の生育の様子:蕾が見えます。
タコノアシの開花:7月30日。
登熟初期(9月14日)の様子:総状花序に赤身がでてきました。
登熟期(9月29日):色づき蛸の足に似てきました。
登熟期(9月29日):直ぐ上の写真を上から写した様子。蛸が頭を下にして足を広げているように見えます。
タコノアシの拡大した総状花序の蒴果(11月2日):種子は既に飛散しています。
タコノアシの種子:0.1mm(100ミクロン)位の微小な種子です。無数(数万個)の種子を着生します。ヤセ
ウツボやナンバンギセルも微小ですが、さらに小さい種子です。
タコノアシの種子:0.1mm(100ミクロン)位の微小な種子の拡大写真。細長く種皮には沢山の突起があります。風や水で運ばれ伝播します。写真左上は約100倍の拡大写真。
舎人公園のナガコガネグモ [舎人公園のくも]
舎人公園野草園には色々な昆虫やクモが生息しています。周辺の草刈の都度、小鳥の餌食になる前に野草園に逃げ込んできます。ここは、一年中野草が生い茂っているので虫たちのオアシスとなっています。
今年もナガコガネグモがあちこちで見られました。その獰猛さには驚かされます。本体より数倍大きいセミやコガネムシを丸ごと食べてしまいます。以下写真で紹介させていただきます。なお、この写真は9月に写したものです。
ナガコガネグモ(♀):刺激を受けると網を強く揺さぶります。網の中の白いジグザグは隠れ帯です。何故隠れ帯を作るのか?鳥などの敵から守る、昆虫の誘因効果、網の張力調整など諸説がありますが、完全には解明されていないようです。
ナガコガネグモ(♀):腹部です。
ナガコガネグモ(♀):ショウリョウバッタの捕食。
ナガコガネグモ(♀):アブラゼミの捕食。
ナガコガネグモ(♀):コガネムシの捕食。金属容器の上の白い幕の下にコガネムシの前足と頭部が見えます。食べる順序は尻尾(腹部)から食べ始め、最後に頭部を食べました。二日程で全部食べつくしました。
コガネグモ(♀):ナガコガネグモに似ていますが、丸みがあり模様も違います。
コガネグモ(♀):腹部です。
ジョロウグモ(♀):舎人公園には少ないです。
ジョロウグモ(♀):腹部。
岡本さんのボタニカルアート(その五) [趣味]
これまで、4回にわたり、岡本さんのボタニカルアート35枚を投稿させて頂き、現在延べ2100以上の閲覧がありました。今回はその後描かれたボタニカルアートの一部を紹介させて頂きました。写真をクリックして見て下さい。
ワイルドベリー
ガーベラ
キキョウ
サクラソウ
シャクヤク
ムスカリ
ユリ
ルピナス
飯能市名栗の散策 [植物観察]
先月、埼玉県飯能市の名栗温泉に行きました。宿泊ホテルは100年続いた大松閣で、最高のもてなしを受けました。この周辺では夏にはホタル観賞、名栗湖、キャンプ場、カヌー工房、小川での釣りなど楽しめます。ホテル周辺の森の小道での散策で、目に留まった植物を写しました。それらの一部を紹介させていただきます。
100年の歴史があるホテル大松閣。
大松閣近くの風景:沢蟹がいます。
釣り場:ヒメマス、イワナなどが釣れます。
ホテル近くに自生しているイワタバコ:山の壁面で水が滴れ落ちていました。かなり広く分布していました。
イワタバコの花は小さいく可憐でした。
この辺一帯がタマアジサイの群生地です。
タマアジサイの開花:咲いてしまえばガクアジサイにそっくりです。開花前のツボミが玉(球形)です。
玉が破れて開花している様子です。
キササゲの花と実が同時に見れました。
ミゾソバ:舎人公園にも生えています。
ハンゲショウ:舎人公園にもあります。
クマシデ:舎人公園でも見られます。
オニドコロ。
舎人公園野草園にレンゲショウマが開花 [植物観察]
レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、山地や深山の湿気のある林下に自生しています。関東では、御岳山のレンゲショウマは有名です。このような環境で生育するレンゲショウマが果たして舎人公園野草園のような高温で直射日光の強い過酷な条件で生育可能でしょうか。今年で苗を植えてから3年目になります。昨年までは、うまく開花しませんでした。今年は、寒冷紗で30%ほど遮光し、夏のあいだほぼ毎日潅水しました。努力した甲斐があり、見事に開花しました。規模は小さいですが沢山咲きました。写真で紹介させていただきます。
御岳山のレンゲショウマ
舎人公園野草園のレンゲショウマ、これ以外にも生育しています。遮光は有効のようです。
一株に沢山ツボミをつけました。このまま、開花しました。下向きに開きます・
花がレンゲ(蓮華・ハス)・葉がショウマ似なので、レンゲショウマ。きれいでしょう。
角のある果実は珍しいです(写真一枚目の右上を見て下さい)。
ウマノスズクサのジャコウアゲハによる食害 [植物観察]
ウマノスズクサのジャコウアゲハによる食害
ジャコウアゲハの体内にはウマノスズクサの毒、アリストロキア酸(ウマノスズクサの学名アリストロキアから命名)を蓄積して保身しているが、アリストロキア酸は同時にジャコウアゲハの摂食刺激物質となる。そのため、ウマノスズクサの葉や茎と同様にアリストロキア酸を含有する卵、幼虫、蛹、卵殻および脱皮の抜け殻も幼虫の餌と見なされ食べられる。また、ウマノスズクサの抽出物をろ紙に吸い込ませると、ジャコウアゲハはそのろ紙に産卵する(京大)。これらの事実から、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉と茎を区別しないで食べると推定される。ウマノスズクサに最初に産卵し、その幼虫が葉と茎を食べればウマノスズクサの一部は枯死する。さらに産卵が増えると幼虫数が増し食害が進行しウマノスズクサの地上部は殆ど枯死寸前に至る。このような状態で観察すると幼虫は必至に、生き残っている茎を食べていた。
ジャコウアゲハはやっとウマノスズクサを見つけたのでしょうか、毎日1~複数の成虫が産卵にやってくる。最近では、繁茂したウマノスズクサが枯死状態なので、周辺の小さなウマノスズクサ数か所の葉に産卵し続けている。約一月も産卵が続いています。このままでは、来年以降ウマノスズクサが野草園から姿を消す懸念があり、何らかの対策が必要です。
ジャコウアゲハの雌がウマノスズクサを見出す能力は前肢にそのセンサーがあるという情報があります(農林水産省農業生物資源研究所:蝶の味覚受容)。
気がついたこと:ジャコウアゲハは周囲に色々な花が咲いているのに何故かアレチハナガサの小さな花のみ密をあさっていました。ジャコウアゲハの雌を見つけてから一月ほど経過したのに、いまだ雄の姿を見ていません。
以下写真を紹介させていただきます。
ウマノスズクサ:一部枯死が見られる
8月17日(最初の産卵から一月後)の産卵の様子(数少ない小さなウマノスズクサにまで産卵)
産卵が全部で5個ありました
葉を食べている幼虫:終令(5令)?
かなり食害が進んでいます
茎を食べる幼虫
ほぼ全滅のウマノスズクサ
ほぼ全滅のウマノスズクサの奥に蛹(お菊虫)が沢山ありました。カマキリなどの外敵に見られない場所と判断?し、移動しないでその場で蛹化したのでしょうか。お菊虫は怪談皿屋敷のお菊由来(前回のブログを見て下さい)
アレチハナガサに集中して密を吸っていました。
足立区の樹木・ポケットガイド [植物観察]
昨年から今年にかけて、”足立区の野草・ポケットガイド”および”足立区の野鳥・ポケットガイド”を発行しました。共に好評で短時間に完売してしまいました。A6版のポケットサイズで携帯に便利です。これらに引き続き新たに”足立区の樹木・ポケットガイド”を編集中です。近い内に発行できると思います。”足立区の野草・ポケットガイド”の姉妹編で、樹木を200程度選んだ写真集に解説を加えたものです。
以下に一部抜粋して紹介させていただきました。下の写真はあまり出来が良くありませんが、完成品は綺麗に仕上がります。ご期待下さい。
クリックして見て下さい。
表表紙です
もくじです
本文写真集の一部です
同じく写真集の一部です。
ジャコウアゲハ舎人公園に登場 [舎人公園の昆虫]
今年7月、長年待ち焦がれたジャコウアゲハが飛来し、ついに産卵いたしました。ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサの栽培は5~6年経過しましたが飛来する気配がありませんでした。今年はウマノズズクサを刈り取らないで蔓延させてやりました。そのせいでしょうか、数日間ジャコウアゲハが野草園で飛び回っていました。繁茂したウマノスズクサの根元付近の葉の裏を見ると卵や幼虫が確認されました。来年も来てくれるといいのですが。以前、野草園のカラムシに黒いグロテスクなアカタテハの幼虫が無数いたのですが、翌年は全く見られませんでした。
ウマノズズクサ:ラッパ状の花が珍しい。
飛来してきたジャコウアゲハの雌
ジャコウアゲハの卵:1.5mm程度(ピントが甘いです)
幼虫が3匹見えます(ピンボケですみません)
茶色の幼虫です
黒い幼虫です:ジャコウアゲハの幼虫は体色に個体差が大きく、また、体色も変化(黒→赤褐色→黒)するそうです(筑波大学BSリーグ通信第13号:2009年)。
舎人公園にセイヨウヒルガオが発生 [植物観察]
先月、舎人公園にセイヨウヒルガオが群生していることがわかりました。恐らく数年前に何らかの理由で導入されたのでしょう。注意して見ないとヒルガオ、コヒルガオと見間違えします。
セイヨウヒルガオは、1900年ころ鑑賞用として導入されたものが野生化し分布拡大したものです。土壌の劣悪な環境に耐え、地下茎と種子で蔓延します。外来生物法で要注意外来生物に指定されています。本種とヒルガオ・コヒルガオの見分け方は簡単です。以下の写真を見て下さい。写真をクリックして見て下さい。
コヒルガオ:花の基部の萼が苞に包まれている。ヒルガオも同様です。花と茎の中間に苞はありません。
コヒルガオ:セイヨウヒルガオと葉の形が違います。
セイヨウヒルガオの生育状況:花は夕方萎みます。
セイヨウヒルガオの開花の様子。
セイヨウヒルガオの花の裏面:花の基部には萼のみ存在します。苞は見えません。
セイヨウヒルガオ:花の基部は萼のみで、花と茎の中間に苞が一対存在します。これが見分けのポイントです。葉はコヒルガオよりヒルガオに近い形をしています。
国立自然教育園の植物 [植物観察]
5月、山手線目黒駅近くの国立自然教育園で植物観察をいたしました。当園は鬱蒼とした森林が広がり、山地のイメージが強く、山野草の観察に最適です。また、色々な樹木も多く、最近植物の種名板が充実してきました。都内ではなかなか見られない植物が年間を通じて生育しています。それらの一部植物を写真で紹介させていただきました。
アオイスミレ:春一番に咲くスミレで花は終わっていました。種名板が見やすいです。
イカリソウ:花は見られませんが、船の碇の形に似ています。
イヌショウマ:花は9月頃で白い穂状に沢山着きます。
サイハイラン:ラン科で葉は一枚だけの珍しい植物。鱗茎は漢方に利用されます。
ウグイスカグラ:赤い実は食べられる。鶯が鳴く頃開花する。
サルトリイバラ:猿はまさか引っかからないでしょう。西日本では、餡餅をこの若葉で包むそうです。
セリバヤマブキソウ:葉はせり葉で花はヤマブキ。
マツカゼソウ:草本では唯一ミカン科で固有種。舎人公園でもみられます。
ムサシアブミ:サトイモ科テンナンショウ属でウラシマソウやマムシグサの仲間。舎人公園に生育していましたが今年は出ませんでした。ウラシマソウは順調に育っています。
モミジガサ:モミジの葉?の中から花茎が伸びて夏に白い小さな花をつける。
ヤマボウシ:秋に熟した実は美味しいです。ハナミズキのあとに開花しますが目立ちます。
コナラの発芽 [植物観察]
舎人公園で沢山コナラが発芽していました。珍しい現象です。コナラなどのドングリは、種子が乾くと発芽しないとされています。コナラでは、種子の水分が30%程度以下になると枯死するとされ、普通ドングリが落下し2~3週間地上に放置されると、コナラの種皮は比較的薄いので、発芽能力を失うと推定されます。
舎人公園で発芽が見られた場所は、コナラの木の下で、何らかの理由でドングリの上に土が薄くかぶさっていました。そのため、適当な水分が確保され、春先3月~4月に発芽したと考えられます。適当な湿潤状態が保たれれば、半年以上経過しても発芽能力を有するという研究結果もあります。
以下コナラの発芽の様子を写真で紹介させていただきます。クリックして拡大して見て下さい。
発芽間もなくです。赤い子葉の養分で生長するでしょうが、すでに根を深くおろしています。細根もあり根でも養水分を吸収していると推定されます。
あちこちで発芽が見られました。
発芽と発根の様子です。
かなり生長しています。
私が10年ほど前、種子から育てたコナラの盆栽です。
八重咲のユキヤナギ [植物観察]
我が家の庭に一本の木から、枝分かれして、一方の枝に八重、片方の枝に一重の花がさきました。八重のユキヤナギは大変珍しいと思います。突然変異かもしれません。ユキヤナギに似たものとしてシジミバナがありますが、これは八重で、種子ができず、花の中央が窪み、シジミを連想させ、葉の裏表に毛が生えています。コデマリにも八重咲がありますがこれとも違います。開花後種子ができるか興味があります。写真をクリックし、拡大して見て下さい。スマホ撮影ですが。
八重咲のユキヤナギ:花びらは9~11枚。一番下の写真の右下の花です。
一重咲:5弁です。下の写真の左上の花です。
枝が二つに分かれ、右下方に見えるのが八重咲、左上に見えるのが一重咲の花です。見づらいので拡大してみて下さい。
アイガモの雛が舎人公園で誕生しました [バードウォッチング]
3月下旬舎人公園の大池で珍しいアイガモ(ハイブリッド)の赤ちゃんが生まれました。父親はマガモとアヒルのハイブリッド(交雑種)、母親はカルガモと区別がつきにくいのですが、恐らくハイブリッドと推定されます。雛はみな同じ形態にみえますが、細かく観察すると足が黒っぽいもの、くちばしが全体黄色っぽいものなど雑多なようです。
以下写真で見て下さい。クリックして拡大して見て下さい。
アイガモの赤ちゃん:15羽いましたが、現在(4月1日)13羽
常に母親が見守っています。大人と区別がつかない程度まで(飛べるようになるまで)面倒を見るでしょう
これが、カルガモの赤ちゃんです
アイガモの雄が敵を守りながら先導し、後ろで母親が見守っています。
ピントが甘くすみません。
アイガモ同志のペアと推定されます(左雄、右雌):撮影五月女卓氏
アイガモ同志の遊泳の様子:撮影五月女卓氏
この写真:カルガモと区別がつきにくいのですが、アイガモと推定されます。
マガモとアヒルのハイブリッドは遺伝形質がマガモの方が強く現れ、見た目はマガモそっくりになります。
あるいは、雛は先ほどのアイガモ雄とカルガモのハイブリッドかもしれません
くちばしの全体が黄色っぽい個体・脚は黄色(手前左)、脚が黒っぽい個体(手前右)があり、雑多な個体となっています
ナナカマド:街路樹 [植物観察]
ナナカマド(七竈):バラ科の落葉高木。赤く染まる紅葉・果実が美しい。北海道、東北地方で街路樹として多用されている。山地~亜高山地帯に分布。果実は鳥のエサに、果実酒に用いられる。また、七回竈に入れても燃えないという、硬い材なので、極上の備長炭の原料とされる。
2月の極寒の時期に、函館、小樽、札幌に行ってきました。函館でまず気がついたのは、街路樹のナナカマドでした。白い雪と赤い実のコントラストが何ともいえませんでした。この時期まで実が残っているのは、不思議でしたが、実が完熟しないと鳥が食べない?そうです。
ナナカマドは多くの市町村の木に指定されており、北海道で特に多いです。街路樹のナンバーワンは、札幌ではナナカマド、二番目がイチョウになっています。函館ではプラタナスが一番で次いで多いのがナナカマドです。
舎人公園にもナナカマドが一本だけあり、毎年赤い実がみられたのですが、昨年伐採されてしまいました。
函館の夜景、植物など紹介させていただきます。スマホでの撮影です。クリックして拡大して見て下さい。
函館山から見た函館の夜景(薄暮)
函館山から見た函館の夜景
街路樹ナナカマド(函館市)
巨木ポプラ
大木カラマツ
旧青函連絡船摩周丸
氷のすべり台
冬の阿寒湖
舎人公園にただ一本の木:センダン [植物観察]
新しく購入したウインドウズ8での投稿です。
1943頃、私は鳥取県長瀬村の農家に育った。農家の庭なので農産物の乾燥・調整のため広い面積であった。その片隅に一本の大木、センダンが生えていました。子供の頃、このセンダンの樹皮を煎じて飲まされました。虫下しのためです。この木の黄色い実をムクドリ(方言でジュウジュ)がよく食べにきておりました。センダンの木は西日本に多く、海岸に多く植えられているのは砂防のためでしょう。
子供のころから印象に強いセンダンが舎人公園に一本だけありました。舎人公園の樹木はボランティアを通じて調べたところ200種程度です。そのセンダンは見つけた時は1m位の幼木でした。おそらくムクドリあたりが運び発芽したのでしょう。それから6年ほど経過し、現在は直径25cm位の大きな木に生長しました。ところが、舎人公園再整備のため、そのセンダンが切断されることになりました。舎人公園で一本しかない木でもあり、舎人公園サービスセンターのご協力により、移植していただきました。思いが通じた感じで嬉しかったです。
センダンについて調べてみました。
センダン:栴檀 ムクロジ目センダン科センダン属の落葉高木で、ヒマラヤが原産のようです。センダンの古名はおうち(アウチ)楝・樗。栴檀というのは飛鳥時代に渡来した白檀、紫檀、赤檀などの香木の総称で、これらは日本にない木です。センダンの名の由来は、インドで白檀のことをchandanあるいはSandalと呼ぶことからその発音が訛りセンダンとなり、紛らわしいですが栴檀の漢字が与えられたのです。現在日本で生育しているセンダンも漢字で書けば栴檀ですが、白檀、紫檀、赤檀とは別種です。インドでは5000年以前から国家の財産として、センダンの木のあらゆる器官・部位が利用されてきています。
センダンのわが国における利用:街路樹、庭木に、公園に栽植されます。樹皮は生薬の苦楝皮として駆虫剤に、材は建築、器具、用具に、果実は生薬の苦楝子として外用薬に利用されています。しかし、果実にはサポニンを含むため、食べると中毒を起こします。
前回本ブログで色々な樹木の葉痕について写真で紹介させていただきました。例えばオニグルミの葉痕はキリン?馬?の顔そっくりでした。今回取り上げましたセンダンの葉痕も見事な顔に見えます(写真下)。
センダンの葉痕:猿の顔?スマホでの撮影でピントが甘いです。
同じくセンダンの葉痕です。
樹木の冬芽と葉痕 [植物観察]
冬の植物観察で、面白いのは、樹木の冬芽と葉痕です。主に落葉樹で冬が近づくと枝と葉柄の付け根に離層が形成され落葉します。この葉(葉柄)が付け根から剥離したところを葉痕(維管束、すなわち導管と篩管の痕)といい、これを観察すると、種特有の形が見られます。人の顔、動物の顔に見えることもあります。肉眼で見るのには、葉(葉柄)の大きいほど見やすいです。常緑樹でも見られます。舎人公園などで観察した葉痕の主なものを写真で示しました。見てください。皆さんも落葉した樹木を観察されると面白いですよ。スマホで撮影したのですが、クリックして拡大してみてください。
クルミ:何に見えますか?
同じくクルミです
ホオノキです。すみません横向きで。
同じくホオノキです。新芽が大きく花芽でしょう。
マロニエ(セイヨウトチノキ):葉痕の姿が下の写真と異なります。
同じくマロニエ:ねばねばした新芽が帽子に見えます
ムクロジ:馬?犬?牛?の顔、新芽はまだ小さいです
トチノキ:マロニエに似ています
同じくトチノキです
カクレミノ(左)とタラノキ
フジ(左)とモクレン
ユズリハ(左)とユリノキ
足立区の野鳥、ポケットガイド新発行 [バードウオッチング]
足立区の野鳥、ポケットガイド(ハガキサイズ)が完成し、正月から販売可能となりました。足立区で観察される主な野鳥70種を写真と絵で綴った図鑑です。40ページですが、内容は盛り沢山でご満足いただけると確信しております。散歩の伴にいいと思います。入手ご希望の方は舎人公園サービスセンターのボランティアコーナーでも受付ていますが、下記へお電話いただくとメール便でお届けさせていただきます。1冊350円です。 電話03-3856-7410(津村昭人)。
(昨年は足立区の野草ポケットガイド(ハガキサイズ)が発行され、1ヵ月で完売しました)。
足立区の野鳥、ポケットガイドの内容の一部を紹介させていただきます。
クリックして拡大するときれいに見えます。
掲載された野鳥の種類
ほんの一部の紹介です。
舎人公園のシモバシラの霜柱 [舎人公園の野草]
今年も暮れになり、野草シモバシラの霜柱ができました。2007年の師走に初めて観察されてから7年目の生成です。この間毎年観察され、本ブログにそれぞれ紹介させていただいております。多年草のシモバシラは年毎に株が増えてきました。
シソ科のシモバシラは、冬地上部は枯れ、枯れた茎の維管束が地中の水分を毛管現象により取り込み、その水分が茎の外に滲み出た時氷の結晶となるもので、寒さなどの条件により色々の形が出来ます。
初期に生成したもので、これから増えてにぎわうことでしょう。
もう一箇所のシモバシラの霜柱です。
土に生成する霜柱。植物の被害が生じます。
舎人公園のヒガンバナの種子:種子生成の謎 [植物観察]
鳥取の湯梨浜町では昔シタマガリと言っていました。まれに白花があります。よく目にする白花はシロバナヒガンバナ(3倍体)で、ヒガンバナの近縁種です(シナヒガンバナとショウキズイセンとの雑種)。 どこにでも見られるヒガンバナですが、皆さん種子を見たことがありますか?ヒガンバナは3倍体で減数分裂が正常に行われないため種子出来ないとされています。牧野富太郎博士はヒガンバナの結実を見たことが無いと言っています。大正、昭和とヒガンバナの結実に関する研究が積み重ねられました。これらの結果を総括すれば、極一部種子ができるといえます。
最近の調査“神奈川県自然誌資料32(2011)”によると、自然状態での結実率(結実数/総花数)は0.3~0.01%程度です。以前の研究では、結実しても発芽しないという報告がありますが、本資料によると種子をチャック付きのビニール袋で4~7℃の条件で、播種まで保存した結果26%の発芽率を得ています。 では、何故3倍体のヒガンバナに種子ができたのでしょう?難しい問題ですが、自然界では膨大な数の花粉と胚嚢細胞が作られており、非常に確率は低いのですが減数分裂がうまく行われる染色体の組み合わせが何らかの原因でできるためと考えられています。
3倍体ができるメカニズムは2つあります。1:2倍体と4倍体が交雑した場合。2:2倍体の固体が何らかの原因で減数分裂が抑制され、通常の減数分裂が行われるX本の染色を持つ配偶子(精核または卵細胞)の代わりに非減数性の2Xの染色体を持つ配偶子が形成され、この配偶子がX本の染色体を持つ配偶子と受精し3Xを持つ種子となる場合。
見た目でヒガンバナそっくりのコヒガンバナ(シナヒガンバナ)rycoris radiate var.pumila があります。どちらも中国原産です。ヒガンバナとの区別点は開花が1ヵ月ほど早く、種子ができることです。コヒガンバナは正常に減数分裂が行われる2倍体なので種子はできます。 コヒガンバナはヒガンバナの変種とされていますが、上記の3倍体ができるメカニズム2の方法によって、2倍体のコヒガンバナから3倍体のヒガンバナが生まれたと推定されています。
舎人公園にも沢山ヒガンバナが生えています。これらの中から2個種子をとることができました。写真を示しました。冷蔵庫に保存して春になったら播いてみようと思います
ヒガンバナの種子は着生していません。
種子は着いていません。
種子は着いていますが、完熟するのか分かりません。
完熟した種子は一個採れました。
完熟した種子の種皮を剥いだところ。黒く実ります。
別の場所での結実状況。一個だけ種子ができています。
結実した一個の拡大写真です。
コヒガンバナの種子。
椎茸の放射能は下げられるか [科学]
福島原発事故から間もなく3年になろうとしているのに、椎茸の放射性セシウム濃度は出荷基準の100Bq/kgを低下していない状態が続いています。水稲などの作物では、カリウム肥料の多用などで、低減効果が認められています。
これからのお話は老人の呟きとして聞き流して結構です。
植物の根は、ほとんどセシウムイオンとカリウムイオンを区別して吸収できません。ということは、カリウムを沢山与えたらセシウムの吸収が抑制されることになります。この原理は私たちが50年ほど以前に実証しています。
では、椎茸栽培に使用される原木にカリウムを多く含ませたらどうでしょう。果たして椎茸の放射性セシウムが減少するでしょうか?たとえば、原木をカリウムイオンを含む溶液に浸漬します。一方、天然の椎茸なら、カリウム肥料の施用が考えられます。茸と普通の植物で同じような効果が発現するか否かは実験してみないと分かりません。
椎茸栽培農家、試験場のみなさんで興味のある方が是非試して下さい。あまり、カリウム肥料の濃度が濃いと椎茸の生育に影響しそうなので、注意が必要でしょう。
美味しそうな椎茸
舎人公園の皇帝ダリア [花の栽培]
舎人公園に皇帝ダリアが植えられてから、今年で5年目になります。毎年越冬した根茎から春になると発芽し、植えっぱなしで花を咲かせてくれます。舎人公園はかなり冷え込み、霜柱が生じ、越冬時には株元を枯れ草や土で保温してやる必要があります。5~6メートルに伸ばすには肥料を多めに施す必要がありますが、台風の被害を受けやすいので、3~4メートル程度の草丈がいいと思います。あまり高いと花が見ずらいこともあります。
皇帝ダリアの苗木作りを本ブログで紹介したら、20,000ものアクセスがあり、この花の人気に驚きました。
今年の皇帝ダリアは例年になくうまく育っています。台風の被害がありましたが、その後回復し草丈3~4メートル、本数も30と賑やかです。是非見に来て下さい。
皇帝ダリアの一部です。スマホで撮影しました。
国営ひたち海浜公園のコキア [植物観察]
先日、国営ひたち海浜公園に行ってきました。総面積350haで、そのうち190haが現在開園しているそうです。トロッコ電車を思わせるシーサイドトレインに乗って一回り見物しました。見渡すかぎりのコキアには圧倒されましたが、残念ながら紅葉は終わり、茶色く変色していましたが雄大な風景でした。舎人公園では現在紅葉中です。コキアの種子は、加工してとんぶりとして市販され、畑のキャビアとも言われ珍味なのですが、これだけの面積でキャビアを作れば何トン?もできますね。とんぶりの作り方は本ブログで紹介されています。簡単に作れます。コキアは別名ほうき草ともいわれ、収穫後、地上部はほうき(箒)にも利用できます。
コキアのあとはネモフィラが計画されると思います。どちらもこぼれ種で無数に発芽します。現在ネモフィラが沢山生えていました。来春にはコキアが生えてくることでしょう。
本公園では、そのほかナタネ、ヒマワリ、チューリップ、コスモス、バラなど四季折々楽しませてくれます。自然の森では自然観察もできます。サイクリング、遊園地など盛り沢山でした。
シーサイドトレイン:快適でした。
巨大な観覧車もありました。
一面がコキアでした。種はありませんでした。
山一面がコキアでした。
コキアの説明がありました。写真は拡大できますが、ピンボケになると思います。
スズメはなぜ減少したか [舎人公園での探鳥]
スズメはなぜ減少したか
どこにでもいる身近なスズメ。最近減少していませんか?
青虫を食べているスズメ(撮影五月女卓氏:舎人公園にて)
現在日本にいるスズメ(Passer montanus)の数は1800万羽程度といわれ、1960年代の10分の1に激減したと推定されています。舎人公園ではこの数年大群が見られ、確かな根拠はありませんがむしろ増えており、増えたとすれば餌が豊富なことが挙げられます。スズメに限らず鳥の数を把握することは、至難の技とされています。日本でスズメの減少に関心が持たれたのは西ヨーロッパでのイエスズメ(Passer domesticus)の減少が挙げられています。
減少の原因
1)住宅の近代化により屋根瓦、建物の隙間など巣作りの場所が激減した。昔の木造の家の瓦屋根は隙間だらけでスズメの巣作りに適していた。昔子供の頃、スズメの巣の卵を取るため屋根に登り怒られた記憶があります。2)水田面積の減少、コンバインの普及で落穂が少なくなった。さらに、刈り取ったイネは自然乾燥のため水田で束立や地干し、稲架(はさ干し)を行っていたが、これらの農作業は近代化で無くなった。水田の昆虫なども減少した。これらの要因でスズメの餌が激減した。3)都市化による空き地や草原の減少、道路の舗装による野草などの種が減少した。4)スズメの狩猟や駆除。スズメは農害鳥でもあるが害虫を捕食する役鳥でもある。以上のような原因が指摘されていますが、いずれも推定の域を脱しておらず、減少要因は依然として不明とされています。スズメに限らず日本にいる夏鳥の減少も指摘されています。参考にした論文三上修:日本におけるスズメの個体数減少の実態,日本鳥学会誌、58(2),(2009)
梅干し種の笛 [趣味]
先日、大きい梅干しを食べました。昔子供の頃を思い出してその種を取り出し、笛を作ってみました。子供のころの作品と今の出来映えは比較できませんが、昔の方が良く吹けたような気がします。
作り方
食べ終えた梅干しの種を取り出し(果肉は除去)、種を手で持ってコンクリートに擦り付けます。目の小さなコンクリートの方が適しています。荒めのサンドペーパーでもかまいません。何回か擦っているうちに穴が開いてきます。その穴の大きさが大事で、直径2~2、5mmが良く鳴ります。穴は円形にして下さい。反対側も同様にして穴を開け、両面ほぼ同じ大きさの穴にします。千枚通し、ピンセット、妻楊枝などを使って種の中身をきれいに取り出します。中身を割る、潰すなどして取り出します。これで完成です。
吹き方
中身を除去した種の長い方の尖った両端を、親指と人指し指あるいは中指で固定し、穴が前後になるように口でくわえ、口の空気が漏れないようにして吹くと甲高いきれいな音色がでます。指を外しても吹けます。口笛の原理でしょうか。余裕があれば、色々な穴の大きさで試して下さい。穴は両面に空けて吹くのが普通ですが、片方だけ空けて吹く方法もあります。この場合は、大きめの穴にし、穴の縁で口笛を吹く状態で吹きます。鳴りにくいので、色々ずらして吹けばどこかで鳴るところが見つかります。
3番目の笛がよく鳴ります。上下ほぼ同じサイズ(2、5mm)の穴です。4番の笛は片方のみ穴をあけました。1番は両面開けてありますが、穴が大き過ぎて鳴りませんので、片方の穴を指で塞さぎ、4番と同様に穴の縁で口笛を吹く要領で吹きます。2番でも鳴りますが、3番に比べて落ちます(片方の穴がいびつです)。
神代植物園で植物観察会 [植物観察]
先日神代植物園で、植物観察会が開かれました。目に留まった植物を紹介させていただきました。前回も見られましたが、今回もマヤランの開花に出会いました。珍しい花なので、ラッキイでした。
赤紫色のパンパースグラスの観察風景
お馴染みのパンパースグラス(巨大です)
イチゴノキ:ツツジ科の常緑低木。果実は食用になるが、美味しくない。
イヌビワ:クワ科落葉小高木。イチジクみたいに食べられる。
オニドコロ:ヤマノイモ科の多年草。正月には橙、昆布、串柿と共に飾って長寿を祝った。
シキミ:シキミ科常緑高木。昔から墓地、寺院に植え供えた。有毒。
スズメウリ:ウリ科一年草。実がカラスウリより小さいからスズメウリ。オキナワスズメウリの果実は綺麗。
タヌキマメ:マメ科一年草。毛で覆われている様を狸に見立てた。薬用植物。
ダンドボロギク:キク科一年草。名の由来は愛知県段戸山で発見されたことによる(1933年)。
ノシラン:ユリ科多年草。花の姿、葉脈が熨斗に似ているとか。
マルバフジバカマ:キク科多年草。色々な昆虫を花蜜が誘引する。
マヤラン:ラン科の多年草。名は最初の発見地神戸市摩耶山に因む。菌と共存する菌従属栄養植物(腐生植物)。絶滅危惧Ⅱ類。滅多にお目にかかれません。常緑林内に生育します。
ヘビウリの栽培 [花の栽培]
舎人公園の大花壇の片隅に昨年に引き続きヘビウリが実りました(下写真)。ひょうたんと同じ棚です。見てください。
種子の発芽方法:ヘビウリは瓜とはいっても、カラスウリ、キカラスウリと同じ仲間で発芽が難しいです。5月ころになってから、種子の硬い殻をペンチなどで破り、緑色の実(子葉)が見える状態で播けば発芽しやすいです。直播にしないで、ポットに雑菌の少ない小粒の赤玉土や鹿沼土に播き、加湿にならないよう土の水分は発芽するまで適当に保って下さい。発芽するまで、日陰に置いてください。
水に浸しておいても発芽しづらいです。種子が沢山あれば、そのまま播いても数個体は発芽すると思われます。キカラスウリもこのように処理して播けば発芽率が向上するでしょう。
昨年のヘビウリの生育状況。写真下の花は、左からカラスウリ、キカラスウリ、ヘビウリ雄花、ヘビウリ雌花。
今年の生育状況。ひょうたんもぶら下がっています。
岡本廣子さんのボタニカルアート(その四) [趣味]
岡本廣子さんのボタニカルアートと題してすでに3回記事にさせていただきました。最初は2012年1月27日、2回目は2012年10月4日、3回目は2013年2月1日です。過去3回の記事の総アクセス数は、2013年8月18日現在840と多くの方に見ていただいています。
今回は4回目の投稿とさせていただきました。これらのボタニカルアートのうち、野草に関する作品は最近出版されました”足立区の野草・ポケットガイド”に使用させていただきました。拡大して見れます。
シュウメイギク
タイツリソウ(ケマンソウ)
ニワゼキショウ
ノブドウ
ヒナキキョウソウ
ママコノシリヌグイ
ユウゲショウ
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)
ワルナスビ
ワレモコウ